1926年のNFL

1926年のNFL
レギュラーシーズン
日程 1926年9月19日 - 1926年12月19日
チャンピオン フランクフォード・イエロージャケッツ
NFLシーズン
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1926年のNFLは、NFLの7年目のシーズンである。

この年、ベアーズのスター選手のレッド・グレンジの契約問題をきっかけとして、ライバルリーグのAFL(通称「AFLⅠ」[1])が設立されたことから、NFLは対抗措置として、マルーンズの再加入や積極的なリーグ拡張を行い、22チーム(3減5増)でシーズンを行った。草創期のNFLではこの年が最大のチーム数であり、プロフットボールのチーム数が再び22チームに達したのは1961年である(合併前のAFLを含む)。NFLとAFLⅠの競争により、両リーグとも経済的に疲弊し、AFLⅠは1シーズン限りで解散したが、NFLも翌年に多くのチームがリーグを去ることになった。なお、グレンジ出場の試合だけはAFLⅠで多くの観客を動員していたため、グレンジがプレーしたAFLⅠのニューヨーク・ヤンキースは、翌年からNFLへの参入が認められた。

フランクフォード・イエロージャケッツが14勝1敗2分でNFLチャンピオンに輝いた。

順位表

チーム 得点 失点 連勝敗
フランクフォード・イエロージャケッツ 14 1 2 .933 236 49 W-6
シカゴ・ベアーズ 12 1 3 .923 216 63 L-1
ポッツビル・マルーンズ 10 2 2 .833 155 29 T-1
カンザスシティ・カウボーイズ 8 3 0 .727 76 53 W-7
グリーンベイ・パッカーズ 7 3 3 .700 151 61 T-1
ニューヨーク・ジャイアンツ 8 4 1 .667 151 61 W-3
ロサンゼルス・バッカニアーズ 6 3 1 .667 67 57 L-1
ダルース・エスキモーズ 6 5 3 .545 113 81 L-1
バッファロー・レンジャーズ 4 4 2 .500 53 62 T-1
シカゴ・カージナルス 5 6 1 .455 74 98 L-1
プロビデンス・スチームローラー 5 7 1 .417 89 103 L-1
デトロイト・パンサーズ 4 6 2 .400 107 60 L-3
ハートフォード・ブルース 3 7 0 .300 57 99 L-1
ブルックリン・ライオンズ 3 8 0 .273 60 150 L-3
ミルウォーキー・バジャーズ 2 7 0 .222 41 66 L-5
デイトン・トライアングルス 1 4 1 .200 15 82 L-2
アクロン・インディアンス 1 4 3 .200 23 89 T-1
ラシーン・トルネードズ 1 4 0 .200 8 92 T-4
コロンバス・タイガース 1 6 0 .143 26 93 L-5
カントン・ブルドッグス 1 9 3 .100 46 161 L-1
ハモンド・プロズ 0 4 0 .000 3 56 L-4
ルイビル・コロネルズ 0 4 0 .000 0 108 L-4

脚注

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  1. ^ AFLは一般に1960年設立のAFLを指し、それまでに多くの同名のリーグが設立されたので、AFLという名称のリーグで一定以上の規模があったリーグについてはローマ数字でナンバリングして呼ばれている。
National Football League(1926年)
現存チーム
シカゴ・ベアーズ シカゴ・カージナルス グリーンベイ・パッカーズ ニューヨーク・ジャイアンツ
当時存在したチーム
バッファロー・レンジャーズ デイトン・トライアングルス アクロン・インディアンス ミルウォーキー・バジャーズ
ハモンド・プロズ コロンバス・タイガース ダルース・エスキモーズ フランクフォード・イエロージャケッツ
カンザスシティ・カウボーイズ デトロイト・パンサーズ ポッツビル・マルーンズ プロビデンス・スチームローラー
カントン・ブルドッグス ブルックリン・ライオンズ ハートフォード・ブルース ロサンゼルス・バッカニアーズ
ルイビル・コロネルズ ラシーン・トルネードズ
 
各年のNFL

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