1936年のNFL

1936年のNFL
レギュラーシーズン
日程 1936年9月13日 - 1936年12月13日
東地区優勝 ボストン・レッドスキンズ
西地区優勝 グリーンベイ・パッカーズ
NFLチャンピオンシップ
開催日 1936年12月13日
開催地 ニューヨーク州ニューヨーク
スタジアム ポロ・グラウンズ
チャンピオン グリーンベイ・パッカーズ
NFLシーズン
« 1935
1937 »

1936年のNFLは、NFLの17年目のシーズンである。

リーグ創立以来初めて、前年と変わらないチーム構成となったシーズンである。シーズン開幕前、強いチームが富み、良い選手を補強でき、さらに戦力差が拡大することに疑問が生じたことから、ドラフト制が発案され、オーナー会議の投票で承認を得て、第1回のドラフトが開催された[1][2]。このドラフトがMLBNBA日本プロ野球等で行われているドラフト制度の発祥である。

ドラフト全体1位には第1回ハイズマン賞受賞者のシカゴ大HBのジェイ・バーワンガー(英語版)イーグルスに指名されたが、入団拒否し、NFLでプレーすることはなかった[3]。なお、現在多くのスポーツで採用されているドラフト制はこの時が発祥である[4]

NFLチャンピオンシップで、グリーンベイ・パッカーズボストン・レッドスキンズを21対6で破り、NFLチャンピオンに輝いた。この試合は本来、ボストンで行われる試合であったが、観客動員を見込めなかったので、ホームフィールドアドバンテージを持っているはずのレッドスキンズが自ら中立地であるニューヨークを試合会場に選んだ。

ルール変更

  • 戦力均衡のために、ドラフト制が発案されて、制定された。
  • スクリメージラインを越えて投げるフォワードパスの反則の罰則がファール地点から5ヤードと規定された。

順位表

東地区
チーム 得点 失点
ボストン・レッドスキンズ 7 5 0 .583 149 110
ピッツバーグ・パイレーツ 6 6 0 .500 98 187
ニューヨーク・ジャイアンツ 5 6 1 .455 115 163
ブルックリン・ドジャース 3 8 1 .273 92 161
フィラデルフィア・イーグルス 1 11 0 .083 51 206
西地区
チーム 得点 失点
グリーンベイ・パッカーズ 10 1 1 .909 248 118
シカゴ・ベアーズ 9 3 0 .750 222 94
デトロイト・ライオンズ 8 4 0 .667 235 102
シカゴ・カージナルス 3 8 1 .273 74 143

NFLチャンピオンシップゲーム

グリーンベイ・パッカーズ 対 ボストン・レッドスキンズ
1 2 34Total
パッカーズ 7 0 7721
レッドスキンズ 0 6 006

開催地 ニューヨーク州ニューヨーク ポロ・グラウンズ

  • 開催日: 1936年12月13日
  • 試合開始: 14時(米国東部時間
  • 観客動員数: 29,545

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ “運営システム”. NFL JAPAN. 2020年6月10日閲覧。
  2. ^ 大坪正則 (2007年5月18日). “完全ウエーバー式ドラフトとは何か?”. イミダス. 2020年6月10日閲覧。
  3. ^ “ホントにあったウソみたいな話:NFLドラフトの珍事17選【第2回】”. スポーティングニューズ (2018年4月25日). 2020年6月10日閲覧。
  4. ^ “今季は約8.9億円から11万円も… 50年を超えるMLBドラフトの歩み”. Full-Count (2018年7月6日). 2020年6月10日閲覧。

関連項目

National Football League(1935年・1936年)
西地区 東地区
シカゴ・ベアーズ シカゴ・カージナルス ピッツバーグ・パイレーツ ニューヨーク・ジャイアンツ
グリーンベイ・パッカーズ デトロイト・ライオンズ フィラデルフィア・イーグルス ボストン・レッドスキンズ
    ブルックリン・ドジャース(非現存)  
 
各年のNFL

AFL合併前

AFL合併後

 
各年のAFL
年表示は年度を示す · ローマ数字は各回のスーパーボウル(第50回だけはアラビア数字)、斜字は未開催を示す
 
関連事項
イベント
記録
歴史
メディア
その他