NBAスリーポイント・シュートアウト

NBAスリーポイント・シュートアウト(正式にはフットロッカー・スリーポイント・シュートアウト)は、NBAが毎年2月に開催されるNBAオールスターゲームに先立って開かれるNBAオールスターウィークエンドの中で土曜日に行われるコンテストである[1]。。日本では一般的にスリーポイントシュートコンテストと呼ばれている。

概要

同大会は開催週の日曜日に行われるNBAオールスターゲームに先立って土曜日に行われ、スリーポイントシュートによるポイントを競う。挑戦者にはシュートの精度もさることながら、立て続けにロングシュートを放つためのスタミナや精神力も求められる。初開催された1986年以降、ロックアウトによるシーズン縮小のためオールスターが開催されなかった1999年を除き、毎年開催されている。

ルール

  • 2ラウンド制。ファーストラウンドの上位3名でファイナルラウンドを競う。
  • スリーポイントラインに沿って設置された5箇所のシューティングスポットごとに、公式ボール4球とマルチカラーボール(マネーボール)1球ずつ、計25球のボールが置かれており、出場者は制限時間1分の間にできるだけ多くのスリーポイントショットを成功させなければならない。
  • シュートを決めるごとに、公式ボールの場合は1点、マネーボールの場合は2点が加算され、その合計点を競う。全数成功で最大で30ポイント取ることが可能。
  • 同点の場合、ファーストラウンドは制限時間24秒、ファイナルラウンドでは制限時間60秒の延長戦が行われ、勝者が決まるまで続けられる。

歴代優勝者

ラリー・バード (1986-1988)
ペジャ・ストヤコビッチ (2002, 2003)
ステフィン・カリー (2015, 2021)
* 殿堂入り
^ 現役選手
Year Player Team
1986 ラリー・バード* ボストン・セルティックス
1987 ラリー・バード* (2) ボストン・セルティックス
1988 ラリー・バード* (3) ボストン・セルティックス
1989 デール・エリス シアトル・スーパーソニックス
1990 クレイグ・ホッジス シカゴ・ブルズ
1991 クレイグ・ホッジス (2) シカゴ・ブルズ
1992 クレイグ・ホッジス (3) シカゴ・ブルズ
1993 マーク・プライス クリーブランド・キャバリアーズ
1994 マーク・プライス (2) クリーブランド・キャバリアーズ
1995 グレン・ライス マイアミ・ヒート
1996 ティム・レグラー ワシントン・ブレッツ
1997 スティーブ・カー シカゴ・ブルズ
1998 ジェフ・ホーナセック ユタ・ジャズ
1999 ロックアウトにより中止
2000 ジェフ・ホーナセック (2) ユタ・ジャズ
2001 レイ・アレン* ミルウォーキー・バックス
2002 ペジャ・ストヤコヴィッチ サクラメント・キングス
2003 ペジャ・ストヤコヴィッチ (2) サクラメント・キングス
2004 ボション・レナード デンバー・ナゲッツ
2005 クエンティン・リチャードソン フェニックス・サンズ
2006 ダーク・ノヴィツキー* ダラス・マーベリックス
2007 ジェイソン・カポノ マイアミ・ヒート
2008 ジェイソン・カポノ (2) トロント・ラプターズ
2009 デカン・クック マイアミ・ヒート
2010 ポール・ピアース* ボストン・セルティックス
2011 ジェームズ・ジョーンズ マイアミ・ヒート
2012 ケビン・ラブ^ ミネソタ・ティンバーウルブズ
2013 カイリー・アービング^ クリーブランド・キャバリアーズ
2014 マルコ・ベリネリ サンアントニオ・スパーズ
2015 ステフィン・カリー^ ゴールデンステート・ウォリアーズ
2016 クレイ・トンプソン^ ゴールデンステート・ウォリアーズ
2017 エリック・ゴードン^ ヒューストン・ロケッツ
2018 デビン・ブッカー^ フェニックス・サンズ
2019 ジョー・ハリス^ ブルックリン・ネッツ
2020 バディ・ヒールド^ サクラメント・キングス
2021 ステフィン・カリー^ (2) ゴールデンステート・ウォリアーズ
2022 カール=アンソニー・タウンズ^ ミネソタ・ティンバーウルブズ
2023 デイミアン・リラード^ ポートランド・トレイルブレイザーズ
2024 デイミアン・リラード^ ミルウォーキー・バックス

最多優勝者

# Player Times Years
1 ラリー・バード* 3 1986-1988
クレイグ・ホッジス 1990-1992
3 マーク・プライス 2 1993, 1994
ジェフ・ホーナセック 1998, 2000
ペジャ・ストヤコヴィッチ 2002, 2003
ジェイソン・カポノ 2007, 2008
ステフィン・カリー^ 2015, 2021
デイミアン・リラード^ 2023, 2024

記録

ラウンド得点
プレーヤー 得点 シーズン
ステフィン・カリー 31 points 2021
クレイグ・ホッジス 25 points 1985
ジェイソン・カポノ 25 points 2007
クレイグ・ホッジス 24 points 1990
マーク・プライス 24 points 1993
ヒューバート・デイビス 24 points 1997
ジェイソン・カポノ 24 points 2006
マルコ・ベリネッリ * 24 points 2013
[2]

決勝得点
プレーヤー 得点 シーズン
ステフィン・カリー 28 points

2021

クレイ・トンプソン 27 points

2016

ジェイソン・カポノ 25 points 2007
マルコ・ベリネッリ *24 points 2013
マーク・プライス 24 points 1993
ジェイソン・カポノ 24 points 2006
カイリー・アービング 23 points 2012
ラリー・バード 22 points 1985
ペジャ・ストヤコビッチ 22 points 2003
スティーブ・カー 22 points 1996
マット・ボナー 20 points 2012
ティム・レグラー 20 points 1995
ポール・ピアース 20 points 2009
ジェームズ・ジョーンズ 20 points 2010

連続成功数
プレーヤー 得点 シーズン
クレイグ・ホッジス 19 shots 1990
ラリー・バード 11 shots 1985
ヒューバート・デイビス 11 shots 1995
カイリー・アービング 10 shots 2012
ジェイソン・カポノ 10 shots 2007
レイ・アレン 10 shots 2010
デニス・スコット 9 shots 1990
マーク・プライス 9 shots 1993
スティーブ・カー 9 shots 1996
[3]

その他

  • 1988年のコンテストに出場したラリー・バードは、ファイナルラウンドのラストショットを放った直後に人差し指を上に突き上げるという有名なエピソードを残すとともに、3連覇を達成した。
  • 歴代最高得点は1986年ファーストラウンドのクレイグ・ホッジスと2008年ファイナルラウンドのジェイソン・カポノが記録した25点、歴代最高連続成功数は1991年のホッジスが記録した19回である。
  • 歴代最低得点は1988年セカンドラウンドのデトレフ・シュレンプと1990年ファーストラウンドのマイケル・ジョーダンが記録した5点。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ McMenamin, Dave (2008年2月20日). “Kapono Lights Up Saturday Night”. NBA.com. Turner Sports Interactive, Inc. 2008年12月18日閲覧。
  2. ^ “Shootout Records”. NBA.com. Turner Sports Interactive, Inc. 2008年12月17日閲覧。
  3. ^ “Quentin Richardson Bio”. NBA.com. Turner Sports Interactive, Inc. 2008年12月18日閲覧。

参考

  • NBA.com の解説
NBAオールスター・スリーポイント・シュートアウト優勝者
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
1950年代
195119521953195419551956195719581959
1960年代
1960196119621963196419651966196719681969
1970年代
1970197119721973197419751976197719781979
1980年代
1980198119821983198419851986198719881989
1990年代
1990199119921993199419951996199719981999
2000年代
2000200120022003200420052006200720082009
2010年代
2020年代
2020202120222023202420252026202720282029
イースタン・カンファレンス   EAST 
アトランティック・ディビジョン  ATLANTIC  セントラル・ディビジョン  CENTRAL  サウスイースト・ディビジョン  SOUTHEAST 
ボストン・セルティックス  BOS  シカゴ・ブルズ  CHI  アトランタ・ホークス  ATL 
ブルックリン・ネッツ  BKN  クリーブランド・キャバリアーズ  CLE  シャーロット・ホーネッツ  CHA 
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フィラデルフィア・セブンティシクサーズ  PHI  インディアナ・ペイサーズ  IND  オーランド・マジック  ORL 
トロント・ラプターズ  TOR  ミルウォーキー・バックス  MIL  ワシントン・ウィザーズ  WAS 
ウェスタン・カンファレンス   WEST 
ノースウェスト・ディビジョン  NORTHWEST  パシフィック・ディビジョン  PACIFIC  サウスウェスト・ディビジョン  SOUTHWEST 
デンバー・ナゲッツ  DEN  ゴールデンステート・ウォリアーズ  GSW  ダラス・マーベリックス  DAL 
ミネソタ・ティンバーウルブズ  MIN  ロサンゼルス・クリッパーズ  LAC  ヒューストン・ロケッツ  HOU 
オクラホマシティ・サンダー  OKC  ロサンゼルス・レイカーズ  LAL  メンフィス・グリズリーズ  MEM 
ポートランド・トレイルブレイザーズ  POR  フェニックス・サンズ [1] ニューオーリンズ・ペリカンズ  NOP 
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