NBAルーキー・オブ・ザ・イヤー賞

ウィルト・チェンバレン (1959–60)

ルーキー・オブ・ザ・イヤー (NBA Rookie of the Year Award) は、NBAにおいて、レギュラーシーズンで最も活躍したルーキー(新人)に贈られる賞である。1952-53シーズンに制定された。アメリカ合衆国カナダのスポーツ記者及び放送関係者による投票で、1位票は5ポイント、2位票は3ポイント、3位票は1ポイントを獲得し、1位票の数にかかわらず、合計で1番多く得票したプレーヤーの受賞となる[1]。得票数が同じ場合はダブル受賞となる。

19人がドラフト1位の選手で、14人が後にMVPを受賞している。24人が後に殿堂入りを果たしている。3シーズンで複数授賞となっている。[2]

ラルフ・サンプソン、デビッド・ロビンソン、ブレイク・グリフィンデイミアン・リラードカール=アンソニー・タウンズの5人が満場一致で選ばれている[3]

この賞の決定後、現役ヘッドコーチの投票によりNBAオールルーキーチームの栄誉が決定される。ほとんどの場合、ルーキー・オブ・ザ・イヤー受賞者が最高得票になるが、ルーキーの当たり年では、カーメロ・アンソニーアル・ホーフォードのようにルーキー・オブ・ザ・イヤーよりも高得点で1stチームに選ばれるプレーヤーが出る場合もある。

歴代受賞者

リック・バリー (1965-66)
ルー・アルシンダー (1969-70)
ラリー・バード (1979-80)
マイケル・ジョーダン (1984-85)
シャキール・オニール (1992–93)
ティム・ダンカン (1997–98)
レブロン・ジェームズ (2003-04)
ケビン・デュラント (2007-08)
カイリー・アービング (2011-12)
ルカ・ドンチッチ (2018-19)
* 殿堂入り
^ 現役選手
dagger 満票選出
# ドラフト指名順位
T 地域指名
Season Player Pos. Team #
1952–53 ドン・マイネケ F/C フォートウェイン・ピストンズ 12
1953–54 レイ・フェリックス C ボルティモア・ブレッツ 1
1954–55 ボブ・ペティット* F/C ミルウォーキー・ホークス 2
1955–56 モーリス・ストークス* F/C ロチェスター・ロイヤルズ 2
1956–57 トム・ヘインソーン* F ボストン・セルティックス T
1957–58 ウッディ・ソウルズベリー F/C フィラデルフィア・ウォリアーズ 60
1958–59 エルジン・ベイラー* F ミネアポリス・レイカーズ 1
1959–60 ウィルト・チェンバレン* C フィラデルフィア・ウォリアーズ T
1960–61 オスカー・ロバートソン* G シンシナティ・ロイヤルズ 1/T
1961–62 ウォルト・ベラミー* C シカゴ・パッカーズ 1
1962–63 テリー・ディッシンガー F/G シカゴ・ゼファーズ 8
1963–64 ジェリー・ルーカス* F/C シンシナティ・ロイヤルズ T
1964–65 ウィリス・リード* C/F ニューヨーク・ニックス 8
1965–66 リック・バリー* F サンフランシスコ・ウォリアーズ 2
1966–67 デイブ・ビン* G デトロイト・ピストンズ 2
1967–68 アール・モンロー* G ボルティモア・ブレッツ 2
1968–69 ウェス・アンセルド* C/F ボルティモア・ブレッツ 2
1969–70 ルー・アルシンダー* C ミルウォーキー・バックス 1
1970–71 デイブ・コーウェンス* C/F ボストン・セルティックス 4
ジェフ・ペトリー G ポートランド・トレイルブレイザーズ 8
1971–72 シドニー・ウィックス F/C ポートランド・トレイルブレイザーズ 2
1972–73 ボブ・マカドゥー* C/F バッファロー・ブレーブス 2
1973–74 アーニー・ディグレゴリオ G バッファロー・ブレーブス 3
1974–75 ジャマール・ウィルクス* F/G ゴールデンステート・ウォリアーズ 11
1975–76 アルヴァン・アダムス C/F フェニックス・サンズ 4
1976–77 エイドリアン・ダントリー* F/G バッファロー・ブレーブス 6
1977–78 ウォルター・デイヴィス G/F フェニックス・サンズ 5
1978–79 フィル・フォード G カンザスシティ・キングス 2
1979–80 ラリー・バード* F ボストン・セルティックス 6
1980–81 ダレル・グリフィス G ユタ・ジャズ 2
1981–82 バック・ウィリアムズ F/C ニュージャージー・ネッツ 3
1982–83 テリー・カミングス F サンディエゴ・クリッパーズ 2
1983–84 ラルフ・サンプソン*dagger C/F ヒューストン・ロケッツ 1
1984–85 マイケル・ジョーダン* G シカゴ・ブルズ 3
1985–86 パトリック・ユーイング* C ニューヨーク・ニックス 1
1986–87 チャック・パーソン F インディアナ・ペイサーズ 4
1987–88 マーク・ジャクソン G ニューヨーク・ニックス 18
1988–89 ミッチ・リッチモンド* G ゴールデンステート・ウォリアーズ 5
1989–90 デビッド・ロビンソン*dagger C サンアントニオ・スパーズ 1
1990–91 デリック・コールマン F ニュージャージー・ネッツ 1
1991–92 ラリー・ジョンソン F シャーロット・ホーネッツ 1
1992–93 シャキール・オニール* C オーランド・マジック 1
1993–94 クリス・ウェバー* F/C ゴールデンステート・ウォリアーズ 1
1994–95 ジェイソン・キッド* G ダラス・マーベリックス 2
グラント・ヒル* F/G デトロイト・ピストンズ 3
1995–96 デイモン・スタウダマイアー G トロント・ラプターズ 7
1996–97 アレン・アイバーソン* G フィラデルフィア・76ers 1
1997–98 ティム・ダンカン* F/C サンアントニオ・スパーズ 1
1998–99 ヴィンス・カーター G トロント・ラプターズ 5
1999–00 エルトン・ブランド F シカゴ・ブルズ 1
スティーブ・フランシス G ヒューストン・ロケッツ 2
2000–01 マイク・ミラー F/G オーランド・マジック 5
2001–02 パウ・ガソル* F/C メンフィス・グリズリーズ 3
2002–03 アマレ・スタウダマイアー F/C フェニックス・サンズ 9
2003–04 レブロン・ジェームズ^ F クリーブランド・キャバリアーズ 1
2004–05 エメカ・オカフォー C/F シャーロット・ボブキャッツ 2
2005–06 クリス・ポール^ G ニューオーリンズ・ホーネッツ 4
2006–07 ブランドン・ロイ G ポートランド・トレイルブレイザーズ 6
2007–08 ケビン・デュラント^ F シアトル・スーパーソニックス 2
2008–09 デリック・ローズ^ G シカゴ・ブルズ 1
2009–10 タイリーク・エバンス G/F サクラメント・キングス 4
2010–11 ブレイク・グリフィン^dagger F ロサンゼルス・クリッパーズ 1
2011–12 カイリー・アービング^ G クリーブランド・キャバリアーズ 1
2012–13 デイミアン・リラード^dagger G ポートランド・トレイルブレイザーズ 6
2013–14 マイケル・カーター=ウィリアムス^ G フィラデルフィア・76ers 11
2014–15 アンドリュー・ウィギンス^ F/G ミネソタ・ティンバーウルブズ 1
2015–16 カール=アンソニー・タウンズ^dagger C ミネソタ・ティンバーウルブズ 1
2016–17 マルコム・ブログドン^ G ミルウォーキー・バックス 36
2017–18 ベン・シモンズ^ F/G フィラデルフィア・76ers 1
2018–19 ルカ・ドンチッチ^ G/F ダラス・マーベリックス 3
2019–20 ジャ・モラント^ G メンフィス・グリズリーズ 2
2020–21 ラメロ・ボール^ G シャーロット・ホーネッツ 3
2021–22 スコッティ・バーンズ^ F トロント・ラプターズ 4
2022–23 パオロ・バンケロ^ F オーランド・マジック 1


脚註

[脚注の使い方]
  1. ^ “Trail Blazers’ Brandon Roy Named 2006-07 T-Mobile NBA Rookie of the Year”. NBA.com. Turner Sports Interactive, Inc (2007年5月3日). 2008年7月10日閲覧。
  2. ^ “Brand, Francis named NBA co-rookies of the year”. CBC Sports (2000年11月10日). 2008年7月13日閲覧。
  3. ^ “Damian Lillard named top rookie”. ESPN.com. ESPN Internet Ventures (2013年5月1日). 2013年5月2日閲覧。
NBAルーキー・オブ・ザ・イヤー賞
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
チーム
個人
タイトル
その他
イースタン・カンファレンス   EAST 
アトランティック・ディビジョン  ATLANTIC  セントラル・ディビジョン  CENTRAL  サウスイースト・ディビジョン  SOUTHEAST 
ボストン・セルティックス  BOS  シカゴ・ブルズ  CHI  アトランタ・ホークス  ATL 
ブルックリン・ネッツ  BKN  クリーブランド・キャバリアーズ  CLE  シャーロット・ホーネッツ  CHA 
ニューヨーク・ニックス  NYK  デトロイト・ピストンズ  DET  マイアミ・ヒート  MIA 
フィラデルフィア・セブンティシクサーズ  PHI  インディアナ・ペイサーズ  IND  オーランド・マジック  ORL 
トロント・ラプターズ  TOR  ミルウォーキー・バックス  MIL  ワシントン・ウィザーズ  WAS 
ウェスタン・カンファレンス   WEST 
ノースウェスト・ディビジョン  NORTHWEST  パシフィック・ディビジョン  PACIFIC  サウスウェスト・ディビジョン  SOUTHWEST 
デンバー・ナゲッツ  DEN  ゴールデンステート・ウォリアーズ  GSW  ダラス・マーベリックス  DAL 
ミネソタ・ティンバーウルブズ  MIN  ロサンゼルス・クリッパーズ  LAC  ヒューストン・ロケッツ  HOU 
オクラホマシティ・サンダー  OKC  ロサンゼルス・レイカーズ  LAL  メンフィス・グリズリーズ  MEM 
ポートランド・トレイルブレイザーズ  POR  フェニックス・サンズ [1] ニューオーリンズ・ペリカンズ  NOP 
ユタ・ジャズ  UTA  サクラメント・キングス  SAC  サンアントニオ・スパーズ  SAS 
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