ジョージ・ダラス

ジョージ・ミフリン・ダラス
George Mifflin Dallas


アメリカ合衆国
11代 副大統領
任期 1845年3月4日1849年3月3日

出生 1792年7月10日
ペンシルベニア州フィラデルフィア
死去 1864年12月31日
ペンシルベニア州フィラデルフィア
政党 民主党
配偶者 ソフィア・ニックリン・ダラス

ジョージ・ミフリン・ダラスGeorge Mifflin Dallas, 1792年7月10日 - 1864年12月31日)は、アメリカ合衆国の政治家。ペンシルベニア州選出上院議員およびジェームズ・ポーク大統領の下の第11代副大統領

人物

George Mifflin Dallas

ダラスはジェームズ・マディソン政権下の財務長官アレクサンダー・ダラスの息子としてフィラデルフィアで生まれ、1810年にニュージャージー大学(今のプリンストン大学)を卒業した。彼は1813年に法曹界入りし、ロシア担当大臣アルバート・ギャラティン秘書官を務めた。1814年にニューヨークで法律業務を行う。彼は1816年から1817年まで第二アメリカ銀行の代理人であった。彼はフィラデルフィアへ戻り1817年に司法副長官に任命された。その後1828年10月21日から1829年4月15日までフィラデルフィア市長を務める。1829年から1831年までペンシルベニア東部地区の地方検事に就任。その後上院議員アイザック・D・バーナードの辞職によって生じた空席を満たすために彼は民主党から選出され、1831年12月13日から1833年3月3日まで同職を務め、続く再選には候補指名を断わった。彼は海軍事務委員会の議長であった。

その後ダラスは法律業務を再開し、1833年から1835年までペンシルベニア州司法長官を務めた。彼はマーティン・ヴァン・ビューレン大統領によって1837年から特命ロシア担当大臣および全権代表(駐露公使)を任命され、1839年に辞任した。1844年の大統領選挙に民主党の大統領候補ジェームズ・ポークの副大統領候補として当選し、1845年3月4日から1849年3月3日まで同職を務めた。

その後ダラスは1856年からフランクリン・ピアース大統領によって特命イギリス担当大臣および全権代表(駐英公使)を任命され、1861年にフィラデルフィアへ戻るまで同職を務めた。彼はフィラデルフィアで死去し、サンピエトロ大聖堂境内で埋葬された。テキサス州ダラスおよび同名の地は彼にちなんで命名される。

ダラスはロードアイランド州の上院議員クレイボーン・ペルの大大大伯父である。さらに彼は物理学者アレグサンダー・ダラス・バッシュの伯父である。

外部リンク

  • United States Congress. "ジョージ・ダラス (id: D000011)". Biographical Directory of the United States Congress (英語).
公職
先代
ジョセフ・ワトソン
フィラデルフィア市長
1828年 - 1829年
次代
ベンジャミン・リチャーズ
先代
エリス・ルイス
ペンシルベニア州検事総長
1833年 - 1835年
次代
ジェイムズ・トッド
先代
ジョン・タイラー
アメリカ合衆国副大統領
1845年3月4日 - 1849年3月3日
次代
ミラード・フィルモア
外交職
先代
ジョン・ランドルフ・クレイ
在ロシアアメリカ合衆国特命全権公使
1837年8月6日 - 1839年7月29日
次代
チャーチル・カンブルラン
先代
ジェームズ・ブキャナン
在イギリスアメリカ合衆国特命全権公使
1856年4月4日 - 1861年5月16日
次代
チャールズ・フランシス・アダムズ
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国副大統領
※ 名前の後ろの年号は就任年を表す
  1. アダムズ 1789年
  2. ジェファーソン 1797年
  3. バー 1801年
  4. クリントン 1805年
  5. ゲリー 1813年
  6. トンプキンズ 1817年
  7. カルフーン 1825年
  8. ヴァン・ビューレン 1833年
  9. R・ジョンソン 1837年
  10. タイラー 1841年
  11. ダラス 1845年
  12. フィルモア 1849年
  13. キング 1853年
  14. ブレッキンリッジ 1857年
  15. ハムリン 1861年
  16. A・ジョンソン 1865年
  17. コルファクス 1869年
  18. ウィルソン 1873年
  19. ウィーラー 1877年
  20. アーサー 1881年
  21. ヘンドリックス 1885年
  22. モートン 1889年
  23. スティーブンソン 1893年
  24. ホーバート 1897年
  25. ルーズベルト 1901年
  26. フェアバンクス 1905年
  27. シャーマン 1909年
  28. マーシャル 1913年
  29. クーリッジ 1921年
  30. ドーズ 1925年
  31. カーティス 1929年
  32. ガーナー 1933年
  33. ウォレス 1941年
  34. トルーマン 1945年
  35. バークリー 1949年
  36. ニクソン 1953年
  37. L・ジョンソン 1961年
  38. ハンフリー 1965年
  39. アグニュー 1969年
  40. フォード 1973年連邦議会による承認
  41. ロックフェラー 1974年連邦議会による承認
  42. モンデール 1977年
  43. G・H・W・ブッシュ 1981年
  44. クエール 1989年
  45. ゴア 1993年
  46. チェイニー 2001年
  47. バイデン 2009年
  48. ペンス 2017年
  49. ハリス 2021年
関連項目 : アメリカ合衆国副大統領 - アメリカ合衆国の歴史 - ホワイトハウス - アメリカ合衆国大統領 - アメリカ合衆国次期副大統領
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