KPN

コーニンクレッカ・KPN
Koninklijke KPN N.V.
ロッテルダムの本社
種類 公開会社
市場情報 Euronext: KPN
本社所在地 オランダの旗 オランダ
Wilhelminakade 123, ロッテルダム
設立 19世紀(創立)、1989年民営化
業種 情報・通信業
事業内容 固定/携帯電話インターネットデジタルテレビ放送ITサービスIP放送
主要子会社 Telfort, Simyo, Base, E-Plus, XS4ALL, Planet Internet
関係する人物 Joost Farwerck (CEO)
外部リンク www.kpn.com
テンプレートを表示

コーニンクレッカ・KPN(正式名称は Koninklijke KPN N.V. または Royal KPN N.V.)は、オランダロッテルダムに本拠を置く電気通信事業者。同国最大の電気通信事業者である。ユーロネクスト・アムステルダム上場企業(Euronext: KPN )。

沿革

同社は以前は Koninklijke PTT Nederland と呼ばれ、その前には Staatsbedrijf der Posterijen, Telegrafie en Telefonie (国営郵政電信電話会社)または PTT と呼ばれるオランダの国営電話会社だった。TPGのスピンオフ以前は、オランダの国営郵便会社も傘下におさめていた。オランダ政府は1994年から段階的にKPNを民営化していき、2005年には国有の株式は全体の6.4%となり、2006年には全株式が売却された。

2001年、KPNはベルギーの電信会社ベルガコム(現在のプロキシマス)との合併を目指したことがある。しかしこれは、ベルギー政府がしぶったために成功しなかった。日本の携帯電話会社NTTドコモは KPN Mobile NV の株式を2%保有していた。2000年から2007年まで、KPN Mobile はiモードサービスを行っていた。KPNQwest は、KPNとアメリカのQwestが株式を半分ずつ所有する通信事業会社だった。この企業は、最先端の光通信ネットワーク技術、インターネットサービス技術、Qwestの持つ EUnet International の顧客ベースなどを集めた企業だった(インターネット・バブル崩壊と共に倒産)。2007年、KPNはジェトロニクスを買収し、全体として以前の倍の会社規模になったが、その後ジェトロニクスの不要部門を続々と放出、例えば、ジェトロニクスのオランダ国内部門 Business Application Services (BAS) をキャップジェミニに約2億5000万ユーロで売却した。2012年から2016年にかけて、ジェトロニクスの株式を売却し手放した[1][2]

2018年11月、本社をデン・ハーグからロッテルダムに移転した[3]

固定電話契約630万回線を有する。仮想移動体通信事業者 (MVNO) としては Simyo、Ortel Mobileのブランドで、ISPとしてはXS4ALLのブランドを運営している。また、KPN Wintelのブランド名で小売店チェーンを経営している。

過去の事業

KPNはオランダ以外に、ドイツベルギースペインフランスで通信事業を展開していた。2010年代までにこれら国外での事業は全て売却された。

ベルギー

KPNの子会社 BASE が第3位の携帯電話会社であり、MVNO も Simyo と Ortel Mobile のブランド名で運営していた。2007年、KPNはベルギーでのTele2-Versatel joint ventureの固定電話/ブロードバンド事業を取得した。ベルギーの通信関係の小売業者 Allo Telecom も保有していた。

ドイツ

KPNの子会社 E-Plus が携帯電話市場で第3位となっていた。MVNO も BASE、Simyo、Vybemobile、Blau Mobilfunkのブランド名で運営していた。電話小売業の SMS Michel Communication も保有していた。

スペイン

Orange España の設備を使った MVNO として Simyo と Blauのブランドを運営していた。

フランス

ブイグテレコムの設備を使った MVNO として Simyoのブランドを運営していた。

その他

KPNはホールセール型国際IP電話サービス事業者であるiBasis(アメリカ)を51%所有していた。ベネルクス3国で情報通信技術 (ICT) サービスを提供し、関連する子会社として Newtel Essence、ジェトロニクス、Nozema、CSS Telecom などがあった。

脚注

[脚注の使い方]

出典

  1. ^ “Getronics sold off in KPN shake-up” (英語). MicroScope (2012年1月24日). 2020年10月2日閲覧。
  2. ^ “KPN completes sale of foreign Getronics-parts” (英語). AllInfo (2016年12月8日). 2020年10月2日閲覧。
  3. ^ “KPN opens renovated headquarters in Rotterdam on November 26” (英語). Koninklijke KPN N.V. (2018年11月22日). 2020年10月2日閲覧。

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、KPNに関連するカテゴリがあります。
  • コーポレートサイト(英語)(オランダ語)
  • 一般利用者向けウェブサイト(オランダ語)
  • KPN (kpn) - Facebook(オランダ語)
  • KPN (@kpn) - X(旧Twitter)(オランダ語)
  • KPN - YouTubeチャンネル(オランダ語)
オランダの旗 AEX 構成銘柄(2023年3月20日入替時点)
  1. ASMLホールディング(ASML)
  2. ユニリーバ(UNA)
  3. シェル(SHELL)
  4. レレックス・グループ(REN)
  5. プロサス(PRX)
  6. Adyen(ADYEN)
  7. INGグループ(INGA)
  8. アホールド・デレーズ(AD)
  9. ウォルターズ・クルワー(WKL)
  10. ハイネケン(HEIA)
  11. DSM(DSM)
  12. ユニバーサル ミュージック グループ (UMG)
  13. ASMインターナショナル(ASM)
  14. フィリップス(PHIA)
  15. アクゾノーベル(AKZA)
  16. アルセロール・ミッタル(MT)
  17. KPN(KPN)
  18. NNグループ(NN)
  19. IMCD(IMCD)
  20. エクソール(EXO)
  21. ランスタッド(RAND)
  22. エイゴン(AGN)
  23. ABNアムロ・グループ(ABN)
  24. BEセミコンダクター・インダストリーズ(BESI)(英語版)
  25. ASRネーデルラント(ASRNL)(英語版)
  • 銘柄入替日時点でのウェイト順
  • 緑字は2023年3月20日入替銘柄
欧州連合の旗 STOXX 600 構成銘柄(2024年3月18日入替時点)
金融
Financials
銀行
Banks
金融サービス
Financial
Services
保険
Insurance
資本財
Industrials
資本財・
サービス
Industrial
Goods
& Services
建設・資材
Construction
& Materials
ヘルスケア
Health Care
生活必需品
Consumer
Staples
食品飲料・タバコ
Food Beverage
& Tobacco
パーソナルケア・食品小売
Personal Care Drug
& Grocery Stores
一般消費財
Consumer
Discretionary
消費財・サービス
Consumer Products
& Services
自動車・自動車部品
Automobiles
& Parts
メディア
Media
小売
Retail
旅行・娯楽
Travel & Leisure
テクノロジー
Technology
素材
Materials
化学
Chemicals
基礎素材
Basic Resources
エネルギー
Energy
公益
Utilities
通信
Telecommu-
nications
不動産
Real Estate
各セクター内は銘柄入替日時点のウェイト順
典拠管理データベース ウィキデータを編集
  • ISNI
  • VIAF