Noto

曖昧さ回避 この項目では、フォントファミリーについて説明しています。コムーネについては「ノート (イタリア)」をご覧ください。
Noto
様式 サンセリフ、セリフ
デザイナー Google
制作会社 Google
制作年月日 2012
ライセンス SIL Open Font License 1.1
ベース書体 Droid
Noto Sans CJK
様式 サンセリフゴシック体
デザイナー GoogleAdobe、西塚涼子、イワタ
制作会社 Google
制作年月日 2014
ライセンス SIL Open Font License 1.1
Noto Serif CJK
様式 セリフ書体、明朝体
デザイナー GoogleAdobe、西塚涼子、イワタ
制作会社 Google
制作年月日 2017
ライセンス SIL Open Font License 1.1

NotoGoogleによって開発されたオープンソースフォントファミリー[1]。通常「フォントファミリー」は同一書体の複数ウェイトのセットを指すが、Notoでは広範な言語を包括する意味で用いている。

概要

世界中の言語をサポートすることを目標に、Apache License 2.0 のライセンスで配布が開始された。2015年9月29日に、SIL Open Font License 1.1 に変更された。

コンピューターで表示できない文字がある場合、文字の代わりに小さい四角 (□)、通称"豆腐"[2]が表示されることが多い[注釈 1]が、すべての言語に対応したフォントを開発することで"豆腐"が現れることがなくなるようにという意味を込めてNoto (no tofu) という名称が付けられた[1]

2016年10月6日にUnicode標準で定義された800言語、11万字を超える全文字に対応したことを開発ブログで公表した[3]

Noto Sans CJK

Notoフォントファミリーの中で日本語中国語 (繁体字 / 簡体字)、韓国語を担うのがNoto Sans CJKである。Adobeと共同開発し、2014年7月16日に公開された[4]。ウェイトは7種 (Thin 100, Light 300, DemiLight 350, Regular 400, Medium 500, Bold 700, Black 900) が用意されている。他のNotoフォントファミリーやRobotoと組み合わせて使うことを想定している。

AdobeはSourceフォントファミリーという枠組みを持っており、このフォントも源ノ角ゴシックとして公開されている。Noto Sans CJKとの違いはフォント名と一部のウェイト表記であり、それ以外はすべて同一である。そのためNoto Sans CJKの従属欧文もSource Sansがベースであり、フォント形式がPostScriptアウトラインによるOpenType[注釈 2]となっている。

Noto Serif CJK

2017年4月4日、GoogleはNoto Sans CJKの仲間として明朝体フォントのNoto Serif CJKを公開した[5]

ウェイトは7種 (ExtraLight, Light, Regular, Medium, SemiBold, Bold, Black) が用意されており、Noto Serifやその他のGoogle標準フォントとウェイトに互換性があるため、組み合わせて使うことが可能である。

Noto Sans CJK同様に開発はAdobeが中心となり、AdobeではSourceフォントファミリーの源ノ明朝として公開されているものをフォント名と1つのウェイト表記を変更したバージョンである。そのためフォント内の従属欧文はSource Serifがベースであり、フォント形式もPostScriptアウトラインによるOpenType[注釈 2]となっている。

Noto Sans Mono

プログラミングなどに適した等幅フォント(モノスペースフォント)として、Noto Sans Monoも公開されている。ラテン文字キリル文字ギリシャ文字、および様々なシンボルに対応している[6]

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 日本では豆腐以外にゲタ (〓) も使われる。
  2. ^ a b NotoフォントファミリーはCJK言語向け以外はTrueTypeアウトラインによるOpenType形式で開発・公開されている。

出典

  1. ^ a b “Google Noto Fonts”. Google. 2016年12月18日閲覧。
  2. ^ “豆腐 - 意味・説明・解説 : ASCII.jpデジタル用語辞典”. 2016年12月18日閲覧。
  3. ^ “Google Developers Japan: 誰でも使えるオープンソース フォント システム”. Google (2016年10月20日). 2017年4月10日閲覧。
  4. ^ “オープンソースの美しい Noto フォントファミリーに日本語、中国語、韓国語が加わりました。”. Google (2014年7月16日). 2014年7月17日閲覧。
  5. ^ “Noto Serif CJK が登場!”. Google (2017年4月4日). 2017年4月4日閲覧。
  6. ^ Noto Sans Mono - Google Fonts

外部リンク

  • Google Noto Fonts
  • Noto Fonts
  • Google Fonts における Noto Sans JP
  • Google Fonts における Noto Serif JP
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