小田寒駅

フィルソヴォ駅
小田寒駅
駅名標
ст. Фирсово
地図
所在地 ロシアの旗ロシア連邦
極東連邦管区サハリン州
北緯47度39分0秒 東経142度34分0秒 / 北緯47.65000度 東経142.56667度 / 47.65000; 142.56667 (フィルソヴォ駅
小田寒駅
)
駅番号 99240
所属事業者 ロシア鉄道
極東鉄道支社サハリン地域部
駅種類 貨客駅 грузопассажирская
駅名変遷 1913年-1946年 : 小田寒(おださむ)
所属路線 コルサコフ─ノグリキ線
キロ程 コルサコフ起点 125 km
開業年月日 1927年11月20日
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小田寒駅(おださむえき)は、かつて樺太豊栄郡栄浜村に存在した鉄道省樺太東線である。

歴史

  • 1927年(昭和2年)11月20日 - 樺太鉄道落合駅 - 知取駅間(170.5km)開業により設置。
  • 1941年(昭和16年)4月1日 - 樺太鉄道の国有化により、樺太庁鉄道東海岸線の駅となる。
  • 1943年(昭和18年)4月1日 - 南樺太の内地化にともない、鉄道省(国有鉄道)に編入。
  • 1945年(昭和20年)8月 - ソ連軍が南樺太へ侵攻、占領し、駅も含め全線がソ連軍に接収される。
  • 1946年(昭和21年)
    • 2月1日 - 日本の国有鉄道の駅としては、書類上廃止。
    • 4月1日 - ソ連国鉄に編入。ロシア語駅名は「フィルソヴォ」。

駅名の由来

当駅の所在する地名からであり、地名はアイヌ語の「オタ・サム」(砂州が海中に突き出ている所)、「オタ・サン・ペツ」(砂が流れる川)による[1]

運行状況

1944年当時[2]

  • 上りは大泊駅行き3本と、落合駅行き2本、下りは白浦駅行きが2本と上敷香駅行きと知取駅、敷香駅行き各1本であった。夜行列車は通過していた。

現在はユジノサハリンスク駅チーハヤ駅トマリ駅発着の1往復、ユジノサハリンスク駅、ノグリキ駅発着の特急1往復のみ停車する。

駅周辺

隣の駅

鉄道省樺太鉄道局
樺太東線
白浜駅 - 小田寒駅 - 真苫駅

脚注

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  1. ^ 南樺太:概要・地名解・史実(西村いわお・著、高速印刷センター内出版部 1994年)、栄浜村のページより
  2. ^ 南樺太:概要・地名解・史実 p.60
 
樺太東線(日本の鉄道路線としては廃線)

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支線 : 落合 - 栄浜 - 栄浜海岸
*斜字1943年までに廃止された駅