ホンダ・CB1100R

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CB1100RD (1983年モデル)
基本情報
排気量クラス 大型自動二輪車
エンジン 1,062 cm3 4ストローク
空冷DOHC4バルブ並列4気筒
内径×行程 / 圧縮比 70.0 mm × 69.0 mm / 10:1
最高出力 120 PS / 9,000 rpm
最大トルク 10.0 kgf·m / 7,500 rpm
車両重量 235 kg
      詳細情報
製造国 japan
製造期間 1981年 - 1983年
タイプ レーサーレプリカ
設計統括 仙波正弘
デザイン
フレーム ダブルクレードル
全長×全幅×全高 2,115 mm × 770 mm × 1,340 mm
ホイールベース 1,490 mm
最低地上高 170 mm
シート高 795 mm
燃料供給装置 キャブレター
始動方式 セルフ式
潤滑方式 ウェットサンプ
駆動方式 チェーンドライブ
変速機 常時噛合式5段リターン
サスペンション テレスコピック式
スイングアーム式
キャスター / トレール
ブレーキ ⌀296 油圧式ダブルディスク
⌀296 油圧式シングルディスク
タイヤサイズ 3.50-19
130/90-18
最高速度 230
乗車定員 1 (2:シートカウル未装着時)人
燃料タンク容量 26 L
燃費
カラーバリエーション
本体価格
備考
先代
後継
姉妹車 / OEM
同クラスの車
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CB1100R(シービーせんひゃくアール)は本田技研工業が1981年から1983年に製造・販売した、排気量が1,062ccで、レースで使用することを想定したオートバイである

CB900Fを元に開発され、1981年から1983年まで限定生産されたスポーツバイクである[1]。 製造台数が全世界で5,000台程度に設定され、新車価格が250万円と設定された[注 1]

レース出場を強く意識したモデルであり、1980年代に市販車をベースに改造したマシンで戦われる耐久レースを舞台に活躍した。

車両解説

モデルイヤーコードはCB1100RB(1981年)・CB1100RC(1982年)・CB1100RD(1983年)。型式名はRBがSC05、RCとRDがSC08。RBは1,050台、RCとRDはそれぞれ1,500台がヨーロッパおよびオーストラリアでのホモロゲーションをクリアするために製造販売された。

排気量1,062 ccの空冷4ストローク4バルブDOHC4気筒エンジンを搭載し、1981年モデルは最高出力115 hp (86 kW)@9000 rpm[1]をマークする。

車名のRはレーシングバージョンを意味しており、実際に装備されるパーツもART製鍛造ピストン・強化プライマリーチェーン・簡単に脱着でき極限まで小型化されたジェネレータ・当時では珍しいクリップオンハンドルのほか、車体もCB900Fではエンジンの脱着を容易にするためにダウンチューブが一部ボルトオン構造となっていたフレームを強度を優先するために一体化し、軽量化の観点からFRP製カウリングや容量26の燃料タンクはアルミ製。生産作業も手組みとされた。

1981年モデルはノンカウルのRB-Iとハーフカウルを装着するRB-IIがありシングルシート仕様であったがRCからはフルカウル・アルミ製燃料タンク・後部シートが装着された。1982年モデルと1983年型モデルでは、主に塗装が白の部分をパールホワイトに、赤と青の部分をメタリックに、アッパーカウルをレースレギュレーションに合わせ前後長を短縮・スイングアームならびにフロントフォークを変更した。1983年にはCB900FとCB1100Rが統合したCB1100Fを発売した。

脚注

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注釈

  1. ^ CB750Fの5倍近い価格設定であった。

出典

  1. ^ a b Brown, Roland (2005), The ultimate history of fast motorcycles, Bath, England: Parragon, p. 170–171, ISBN 1-4054-5466-0 

外部リンク

  • 本田技研工業公式HP HONDA Collection/CB1100

関連項目

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ホンダオートバイの車種
50 - 125 cc
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251 - 400 cc
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  • EV-neo※リース車両(共に原付一種・定格出力580W)
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