日本映画放送

日本映画放送株式会社
Nihon Eiga Broadcasting Corp.
日本映画放送が入居する東京宝塚ビル
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 NEBC
本社所在地 日本の旗 日本
100-8450
東京都千代田区有楽町一丁目1番3号
東京宝塚ビル15階
設立 2000年2月9日
業種 情報・通信業
法人番号 5010401043138 ウィキデータを編集
事業内容 放送法に基づく衛星基幹放送
日本映画専門チャンネル、時代劇専門チャンネルの調達/編成/制作/販売(直接受信/法人/CATVなど)
映画・オリジナル時代劇・テレビドラマなどコンテンツの企画/制作
イベントの企画/プロデュース
代表者 石原隆(代表取締役社長)[1][2]
資本金 3億3,300万円
純利益 8億2900万円
(2023年3月期)[3]
純資産 116億9100万円
(2023年3月期)[3]
総資産 143億7100万円
(2023年3月期)[3]
主要株主 株式会社フジテレビジョン 33.3%
ソニーグループ株式会社
東宝株式会社
関西テレビ放送株式会社
JCOM株式会社
スカパーJSAT株式会社
株式会社フジランド
関係する人物

村上光一(初代社長、現相談役・フジテレビジョン元社長)

杉田成道(第2代社長、現相談役・フジテレビジョン元役員待遇エグゼクティブディレクター)
外部リンク https://www.nihon-eiga.co.jp/
特記事項:1998年7月、日本映画専門チャンネル・時代劇専門チャンネル開局。
2000年4月、スカイエンターテイメント株式会社(現・株式会社ジェイ・スポーツ)より上記2チャンネルの業務を承継。
フジ・メディア・ホールディングス持分法適用会社
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日本映画放送株式会社(にほんえいがほうそう)は、東京都千代田区に本社をおく衛星基幹放送事業者および映画テレビドラマ制作会社である。

過去には衛星一般放送事業者および移動受信用地上基幹放送事業者でもあった。

概要

フジテレビジョンが筆頭株主で、同社及びその親会社フジ・メディア・ホールディングスのグループ会社(放送事業グループ)で、同社の持分法適用関連会社である。

日本映画専門チャンネル」および「時代劇専門チャンネル」の番組編成とその放送・供給を行なっており、直営の放送を含めスカパー!プレミアムサービス、スカパー!、J:COMひかりTVケーブルテレビなどで視聴できる。後者については、かつてモバキャスにも供給していた。

映画・オリジナル時代劇・テレビドラマなど、コンテンツの制作にも力を入れており、自社で企画制作する作品は年々増えており、放送だけではなく、劇場公開など、新たな取り組みも行っている。

代表取締役社長は、フジテレビで多くのテレビドラマ制作に関わり『古畑任三郎』『やまとなでしこ』『HERO』『美女か野獣』など多くのドラマを企画しヒットに結びつけた石原隆(2021年~)(フジテレビ元取締役編成統括局長)、取締役相談役は、前社長で『北の国から』の演出を手がけた杉田成道[1][2](フジテレビ元役員待遇/エグゼクティブディレクター)。

実際の放送業務はかつて2チャンネルを運営していたJ SPORTS(旧スカイエンターテイメント)の本社がある青海フロンティアビルで行われており[注 1]、2011年までは番組審議会もJ SPORTSの会議室で開かれていた[4]

沿革

  • 2000年(平成12年)
  • 2002年(平成14年)
  • 2003年(平成15年)
    • 10月 - スカイパーフェクTV!110(当時)にて「時代劇専門チャンネル」(委託放送事業者はサテライト・サービス)の放送開始。
    • 11月 - スカイパーフェクTV!110(当時)にて「日本映画専門チャンネル」(「日本映画+時代劇チャンネル」からチャンネル名変更)の放送開始。
  • 2007年(平成18年)
    • 5月 - 「日本映画専門チャンネル」「時代劇専門チャンネル」の視聴世帯数が1,000万世帯を突破。
    • 9月 - e2 by スカパー!(当時)にて、「日本映画専門チャンネルHD」(委託放送事業者はマルチチャンネルエンターテイメント(現・スカパー・エンターテイメント))の放送開始。同時に時代劇専門チャンネルのe2 by スカパー!における委託放送事業者がシーエス映画放送に変更される。
  • 2008年(平成20年)
    • 4月 - 一部のケーブルテレビ局で「日本映画専門チャンネルHD」の放送を開始。
    • 10月 - スカパー!HD(当時)で「日本映画専門チャンネルHD」の放送を開始。
  • 2009年(平成21年)
    • 4月 - ひかりTVで「日本映画専門チャンネル」の放送を開始。
    • 10月 - スカパー!HD(当時)で「時代劇専門チャンネルHD」の放送を開始。
  • 2010年(平成22年)
    • 4月 - ひかりTVで「時代劇専門チャンネル」の放送を開始。
  • 2011年(平成23年)
    • 1月 - 「日本映画専門チャンネル」「時代劇専門チャンネル」の視聴世帯数が1,500万世帯を突破。
  • 2012年(平成24年)
    • 3月 - スカパー!e2(当時)における日本映画専門チャンネルHDが東経110度CSデジタル放送からBSデジタル放送へ移行するとともに、日本映画衛星放送直営の衛星基幹放送チャンネル「BS日本映画専門チャンネル」となる。
    • 7月 - スカパー!e2(当時)にて、時代劇専門チャンネルの衛星基幹放送事業者が日本映画衛星放送に変更、「時代劇専門チャンネルHD」にチャンネル名を変更してハイビジョン放送を開始。
  • 2014年(平成26年)
    • 2月 - 本社を港区赤坂の赤坂ツインタワーから千代田区有楽町の東京宝塚ビルに移転。
    • 3月 - ブロードメディアが保有する株式を関西テレビ放送及び日本映画衛星放送(現・日本映画放送)に売却[5]
    • 7月 - 「日本映画専門チャンネル」オンデマンドスタート
  • 2015年(平成27年)
    • 4月1日 - 移動受信用地上基幹放送としてモバキャスによる「時代劇専門チャンネル」の標準テレビジョン放送を開始。
    • 7月1日 - 日本映画放送株式会社に商号変更[6]
  • 2016年(平成28年)
    • 6月30日 - モバキャスによる「時代劇専門チャンネル」の放送終了。
  • 2018年(平成30年)
    • 6月 - 「Amazon Prime Videoチャンネル」での放送、配信をスタート。
    • 12月1日 - 新4K8K衛星放送の有料4Kチャンネルとして、日本映画専門チャンネルと時代劇専門チャンネルの番組を4K画質で放送するチャンネル「日本映画 + 時代劇 4K」(CS Ch.4K 880)の放送を開始。
  • 2021年(令和3年)
    • 2月 - J:COMで4K放送「日本映画 + 時代劇 4K」(Ch.436)の放送を開始。
  • 2024年(令和6年)
    • 3月31日 - スカパー!向け4K放送「日本映画 + 時代劇 4K」(CS Ch.4K 880)の放送を終了[7][8]

運営チャンネル

日本映画+時代劇 4K
基本情報
運営(番組供給)事業者 日本映画放送株式会社
放送(配信)開始 2018年12月1日
放送内容 日本映画時代劇
衛星基幹放送(東経110度CS放送)
プラットフォーム スカパー!
放送事業者 株式会社スカパー・エンターテイメント
チャンネル番号 Ch.4K 880(4K)
物理チャンネル ND23
放送開始 2018年12月1日
放送終了 2024年3月31日
その他(再送信・配信)
J:COM 436(4K)
公式サイト
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  • 日本映画専門チャンネル(ハイビジョン放送)
  • 時代劇専門チャンネル(ハイビジョン放送)
    • スカパー!(東経110度CS放送)で直営放送。CS2ND-14ch 12スロット。
    • スカパー!プレミアムサービス等では、スカパー・ブロードキャスティング → スカパー・エンターテイメント他への供給。
  • 日本映画 + 時代劇 4K4K放送
    • スカパー!(東経110度CS放送)で4K放送。衛星基幹放送事業者はスカパー・エンターテイメントが行っている。J:COMにも番組を提供している。
    • 「日本映画+時代劇チャンネル」の4K放送版
    • スカパー!での放送は、2024年3月31日終了。

過去の運営チャンネル

  • 日本映画+時代劇チャンネル
    • 「日本映画専門チャンネル」「時代劇専門チャンネル」から、選りすぐりの人気作を放送するチャンネル。

出資・製作参加映画

株主であるフジテレビ、東宝、角川映画との共同出資・製作となることが多い

製作・制作テレビドラマ

  • 鬼平外伝 熊五郎の顔(2012年2月、スカパー!CS衛星放送「時代劇専門チャンネル」)オリジナル時代劇第二弾[9]
  • 鬼平外伝 正月四日の客(2013年1月、スカパー!CS衛星放送「時代劇専門チャンネル」)オリジナル時代劇第三弾[9]
  • 新・御宿かわせみ(2013年、スカパー!CS衛星放送「時代劇専門チャンネル」)オリジナル時代劇第四弾[9]
  • おいハンサム!!(2022年1月期・東海テレビとの共同制作・東海テレビ・フジテレビ系)

受賞

  • 2011年6月「時代劇法廷 被告人は田沼意次」(時代劇専門チャンネル、オリジナル番組)第48回ギャラクシー賞テレビ部門選奨を受賞
  • 2013年1月「鬼平外伝 正月四日の客」(時代劇専門チャンネル オリジナル番組)ギャラクシー賞テレビ部門11月度月間賞を受賞
  • 2016年 藤沢周平 新ドラマシリーズ及び「藤沢周平劇場」企画が、第6回衛星放送協会オリジナル番組アワード2016 オリジナル編成企画賞を受賞
  • 2016年 藤沢周平 新ドラマシリーズ「果し合い」が、「NEW YORK FESTIVALS WORLD'S BEST TV & FILMS」Drama Special部門 Gold World Medal(金賞)を受賞

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ テレビ技術会社のトラストネットワークが青海フロンティアビル内に事業部を置き、J SPORTSと日本映画衛星放送を担当している。

出典

  1. ^ a b “日本映画放送株式会社社長 杉田成道さんが語る「これからの時代劇」「衛星放送」「演出家という仕事」とは?”. 須田慎一郎のニュースアウトサイダー (2019年3月4日). 2020年2月23日閲覧。
  2. ^ a b “【トップ直撃】次世代へ伝える「時代劇」、史上初の8K撮影は「表現力に違い」 旺盛な発想力の秘密は… 日本映画放送・杉田成道社長”. ZAKZAK. (2020年2月4日). https://www.zakzak.co.jp/article/20200204-33OHHQAEUJJRBK7DEU5WWHAPNQ/ 2020年2月23日閲覧。 
  3. ^ a b c 日本映画放送株式会社 第24期決算公告
  4. ^ 日本映画衛星放送株式会社 第24回番組審議会議事録 (PDF)
  5. ^ 持分法適用関連会社の異動(譲渡)及び特別利益発生に関するお知らせ (PDF) - 2014年3月27日 ブロードメディア株式会社
  6. ^ 社名変更のご挨拶 - 2015年7月1日 日本映画放送株式会社
  7. ^ “スカパーJSAT、WOWOW以外の4Kチャンネルを来年3月末で終了”. 読売新聞 (2023年10月27日). 2023年10月27日閲覧。
  8. ^ 阿部邦弘 (2023年10月27日). “スカパーJSAT、WOWOWを残して4Kチャンネル終了へ”. AV Watch. 2023年10月27日閲覧。
  9. ^ a b c “日本映画放送株式会社HP→会社情報→会社概要”. (20220-02-04). https://www.nihon-eiga.co.jp/company/ 2022年2月5日閲覧。 

関連項目

2010年8月31日の解散以降は、日本映画放送がすべての作品の著作権を管理している(他社との共同制作作品を含む)。

外部リンク

  • 日本映画放送株式会社
  • 日本映画専門チャンネル
  • 時代劇専門チャンネル
  • 日本映画+時代劇 4K
※[ ]内の数字は論理チャンネル枠1。放送事業者以外が運営する(していた)チャンネルは〈 〉内に運営会社名を付記。
公共放送
2K
  • [10x / 70x]NHK BS
  • [23x-0 / 53x]放送大学(テレビ / ラジオ)
4K
8K
民間放送
(地上波系列/独立系)
2K
4K
  • [14x]BS日テレ 4K
  • [15x]BS朝日 4K
  • [16x]BS-TBS 4K
  • [17x]BSテレ東 4K
  • [18x]BSフジ 4K
  • [21x]ショップチャンネル 4K
  • [22x]4K QVC
有料放送
(スカパー!チャンネル)
2K
4K
  • [19x]WOWOW 4K
その他
  • [92x]Dpa → A-PAB(エンジニアリングサービス)
放送を終了した
テレビ放送
通常放送(2K)
  • [10x / 70x]NHK(BS1 / BS2 / BShi / BSプレミアム
  • [25x-3]ブロードキャスト・サテライト・ディズニー(Dlife)
通常放送(4K / 8K)

[10x]NHK BS4K

特別放送(2K)
特別放送(4K / 8K)
  • [00x]NHK / A-PAB(4K8K試験放送)
有料放送(2K)
有料放送(4K)
放送を終了した
ラジオ放送
放送を終了した
単営データ放送
関連法人
関連項目
1:放送事業者・サービス(テレビ / ラジオ / データ)ごとに1枠ずつ割り当てられる。00x - 29xはテレビ、30x - 59xはラジオ、60x - 89xは連動データ、90x - 99xは独立データに割り当てられる。なお、複数事業者で重複することもあり、その場合は「23x-0」のように枝番を付けて示す(便宜上、枝番は下1桁の「編成番号」の小さい順に0・1・2・3としている)。
2:BS29Xchが地上(関東広域圏)0X1chに対応する。BS890chは案内用データ放送。
J:COM
北海道
石狩振興局
東北地方
宮城県
関東地方
茨城県
群馬県
埼玉県
千葉県
東京都
  • ジェイコム東京
    • J:COM 東京 東エリア | J:COM 東京 西エリア
    • J:COM すみだ・台東
    • J:COM 板橋・北
    • J:COM 港・新宿
    • J:COM 足立
    • J:COM 大田
    • J:COM 杉並・中野
    • J:COM 八王子・日野
    • J:COM 多摩
    • J:COM 武蔵野・三鷹
    • J:COM 西東京
    • J:COM 調布
    • J:COM 世田谷
    • J:COM 江戸川
  • ジェイコム千葉
    • J:COM 東葛・葛飾
神奈川県
中部地方
  • 未進出
近畿地方
京都府
大阪府
  • ジェイコムウエスト
    • J:COM かわち
    • J:COM りんくう
    • J:COM 堺
    • J:COM 和泉・泉大津
    • J:COM 南大阪
    • J:COM 大阪
    • J:COM 大阪セントラル
    • J:COM 北摂
    • J:COM 北河内
    • J:COM 北大阪
    • J:COM 高槻
    • J:COM 東大阪
兵庫県
和歌山県
中国地方
山口県
四国地方
  • 未進出
九州地方
福岡県
熊本県
大分県
沖縄地方
  • 未進出
J:COMサービス
自社編成チャンネル
  • J:COMチャンネル
  • J:COMテレビ
J:COM TV
  • Smart J:COM Box
J:COM NET
  • ZAQ
  • J:COM WiMAX 2+
J:COM PHONE
  • J:COM PHONEプラス
J:COM MOBILE
  • J:COM MOBILE
番組供給事業
ディスカバリー・ジャパン(20%)
ジュピターゴルフネットワーク
ジェイ・スポーツ
チャンネル銀河
ジュピタービジュアル
コミュニケーションズ
委託放送事業
総合エンタテ
インメント事業

その他事業部門

電力関連事業
  • アイピー・パワーシステムズ
イベント事業
  • エニー
通販事業

持分法適用関連会社

ケーブルテレビ事業
愛知県
委託放送事業
通信事業
  • オープンワイヤレスプラットフォーム
  • ゴルフネットワークプラス
デジタル放送信号伝送事業

資本・事業参加会社

ケーブルテレビ事業
大阪府
メディア事業
キッズステーション
日本映画放送
日経CNBC

過去の事業・参加会社

ケーブルテレビ事業
メディア事業
AXNジャパン
番組供給事業
  • ジュピタースポーツ
金融事業
  • ティエムリース
  • ジェイコムファイナンス
地域情報誌等の企画・制作事業
  • 角川ジェイコム・メディア
カテゴリ カテゴリ
地上波 フルネット局 26局
地上波 クロスネット局 2局
BSデジタル

BSフジ 8(2K) / BSフジ 4K

CSチャンネル4
過去のCSチャンネル
旧加盟局7
国内支局
関連新聞・スポーツ新聞・夕刊新聞社9
関連項目
脚注

1NNN/NNSとの提携関係あり。
2NNN/NNSとのクロスネット局であるが、NNN・FNNのみの加盟と記述してある資料あり。
3NNN・ANNとのクロスネット局であるが、ANNには報道部門のみの参加。
4加盟局が運営・出資する衛星放送(CSチャンネル)。
5現在のJ SPORTS。フジテレビは2009年9月まで出資。
62009年4月30日で閉局。
7太字はFNN・FNS双方に加盟。細字はFNSのみに加盟。
8旧フジテレビは2008年10月に現フジテレビに放送免許を譲渡(会社分割方式)。
9母体新聞社及び加盟局と友好関係のある新聞社。

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