イオンシネマズ

曖昧さ回避 この項目では、イオンシネマをかつて運営していた映画興行会社について説明しています。イオンシネマの現在の運営会社及び映画館については「イオンエンターテイメント」をご覧ください。
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イオンシネマズ株式会社
AEON CINEMA Corp.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
261-8515
千葉市美浜区中瀬1-5-1
イオンタワー6階
設立 1999年(平成11年)4月21日
業種 サービス業
事業内容 複合映画館の経営
代表者 菅波俊一(代表取締役社長)
資本金 2億円
主要株主 イオン株式会社100%
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イオンシネマズ株式会社AEON CINEMA Corp.)はイオングループのかつて存在した映画興行会社。2013年7月1日ワーナー・マイカル・シネマズを運営していた株式会社ワーナー・マイカルと合併し法人としては消滅した。合併後の社名はイオンエンターテイメント株式会社シネマコンプレックスの名称としてはイオンシネマズが運営していたイオンシネマが継続して使われている。

歴史

1999年4月1日にジャスコ株式会社(現:イオン株式会社)100%出資の子会社として資本2億円で設立された。シネマコンプレックス「イオンシネマ」の第1号として、同年6月29日に京都府久世郡久御山町のジャスコ久御山店(現・イオンモール久御山)に「イオンシネマ久御山」を開業した。この開業時にはソニー株式会社も音響や劇場作りに参加し、音響のソニー・ダイナミック・デジタル・サウンド(SDDS)なども優先して導入された。加えて設立時のロゴはソニーのデザイン室が考案したもので、イオンシネマの英字のCに十字の重なった文字のものであったが、後のホームページ上のものとは若干異なる。

後述の統合以前の段階で全国に13サイト(=劇場数)を展開していたが、イオングループの店舗(イオンモール等)に併設されることが多かった。また、統合以前のイオンシネマのコンセッションでは全館でペプシコーラを販売していた。

ワーナー・マイカルとの統合

2013年2月28日タイム・ワーナーグループが資本を撤退し、ワーナー・マイカル(ワーナー・マイカル・シネマズを運営)がイオンの完全子会社となったが、同年7月1日にワーナー・マイカルを存続会社とし、イオンシネマズを吸収合併、社名は「イオンエンターテイメント」に変更された。また当初は3年以内に、その後は同年内にワーナー・マイカル所有の劇場名をイオンシネマに変更するとしていたが[1]、当初予定より早く会社の統合と同日付けでの統一となった[2][3]。なお、看板などは同年内に全劇場にて変更を完了した[4]

統合以前のイオンシネマの劇場数は前述の通り13サイトだが統合後は合計74サイト、スクリーン数では609となり、合併時点のサイト数・スクリーン数は共にTOHOシネマズを抜き日本国内第1位となった[4][5]

この他、統合前の6月28日 - 6月30日(3日間)にはイオンシネマ13サイトでも「イオンシネマズからのありがとうの3日間」[6]として、統合後の7月1日 - 7月7日(7日間)には計74サイトで「新生イオンシネマ誕生祭」[7][8]として様々なイベントを開催された。

なお、統合後のロゴに関しては旧イオンシネマの物と同じ物を用いているが色が赤からローズレッドとなった他、「AEON CINEMA」の書体は旧ロゴの方がやや丸みを帯びている。

劇場

以下に記すのは2013年6月までイオンシネマズが運営していた13の映画館である。ワーナー・マイカル・シネマズと統合後の現在のイオンシネマについては、「イオンエンターテイメント#劇場」を参照。

劇場名 所在地 併設施設 規模 開館日 導入設備 備考
久御山 京都府久世郡久御山町 イオンモール久御山 8スクリーン
1844席
1999年6月29日 3D
ワンダー 愛知県名古屋市西区 mozoワンダーシティ 10スクリーン
1882席
2000年11月3日
佐賀大和 佐賀県佐賀市 イオンモール佐賀大和 8スクリーン
1479席
2001年7月20日
三川 山形県東田川郡三川町 イオンモール三川 7スクリーン
1417席
2001年8月11日 3D
太田 群馬県太田市 イオンモール太田 10スクリーン
2304席
2003年12月3日
高崎 群馬県高崎市 イオンモール高崎 10スクリーン
1409席
2006年10月20日
金沢フォーラス 石川県金沢市 金沢フォーラス 9スクリーン
1531席
2006年11月2日
越谷レイクタウン 埼玉県越谷市 イオンレイクタウン 10スクリーン
1595席
2008年10月2日 3D
大曲 秋田県大仙市 イオンモール大曲 5スクリーン
786席
2008年10月11日
岡崎 愛知県岡崎市 イオンモール岡崎 10スクリーン
1342席
2008年11月28日
下妻 茨城県下妻市 イオンモール下妻 5スクリーン
722席
2008年12月19日
銚子 千葉県銚子市 イオンモール銚子 5スクリーン
766席
2010年3月6日
富士宮 静岡県富士宮市 イオンモール富士宮 6スクリーン
909席
2010年11月19日 3D
  • イオンシネマ下妻
    イオンシネマ下妻
  • イオンシネマ越谷レイクタウン
    イオンシネマ越谷レイクタウン
  • イオンシネマ銚子
    イオンシネマ銚子
  • イオンシネマ富士宮
    イオンシネマ富士宮
  • イオンシネマ金沢フォーラス
    イオンシネマ金沢フォーラス
  • イオンシネマ・ワンダー(写真は旧ワンダーシティ時代のもの)
    イオンシネマ・ワンダー(写真は旧ワンダーシティ時代のもの)
  • イオンシネマ久御山
    イオンシネマ久御山

出典

[脚注の使い方]
  1. ^ 新社名及び劇場名のお知らせ (PDF) (株式会社ワーナー・マイカル/イオンシネマズ株式会社 2013年6月11日)
  2. ^ 「ワーナー・マイカル・シネマズからのありがとうの 3 日間」6月28日(金)・29日(土)・30日(日)、全国 61 劇場(シネマトピックスオンライン 2013年6月26日)
  3. ^ 統合後の新しいイオンシネマ公式サイト
  4. ^ a b 劇場名「イオンシネマ」に統一 7月合併で国内最大に(共同通信/47NMEWS 2013年6月11日)
  5. ^ “イオンがシネコン統合 スクリーン数、国内の2割”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2013年4月21日). https://www.nikkei.com/article/DGXNASDD040HT_U3A400C1TJ2000/ 2013年4月18日閲覧。 
  6. ^ イオンシネマズからのありがとうの3日間(イオン株式会社/MSN産経 2013年6月26日)
  7. ^ 新生! イオンシネマ誕生祭~7/1~7/7開催~(イオン株式会社/MSN産経 2013年6月24日)
  8. ^ 新生イオンシネマ誕生祭(イオンシネマ公式サイト)

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、イオンシネマに関連するメディアがあります。

外部リンク

  • イオンシネマ公式サイト(統合後の新しいサイト)
イオングループ
純粋持株会社(統括会社)

イオン株式会社

中間持株会社
GMSHCSuC
SM・SSM
DS
都市型SM・コンビニ・小型店
ドラッグストア
ハピコム構成メンバー社)
金融
SC・ファッションビル
飲食業
  • おひつごはん四六時中 - おひつごはん海の穂まれ - 和ダイニング四六時中 - 天ぷら和食処四六時中 - グルメドール - カフェ・ド・ペラゴロ - みちのレストラン四六時中 - こかげ亭
  • 和食 どんと - とんかつ専門店咲々亭 - 和食 かご花 - 焼肉・丼・麺 どんじゃか - 神辺天然温泉ぐらんの湯お食事処 - ピザ&パスタ 珈琲伝説 - 焼肉じゃんじゃか - 炎蔵 - 焼肉EX!じゃんじゃか - 讃岐うどん めんた - 石焼ビビンバ、韓国冷麺ミョンドンヤ - グレープ、アイス アニー - 麺、丼 つるつる - あんかけチャーハン れんげ - らーめん 一鳥 - 麺屋 八兵衛
  • ディッパーダン
  • れんげ食堂Toshu - 中華東秀 - CASUAL CHINESE TOSHU
    • オリジン東秀
映画館シネマコンプレックス
スポーツクラブ
旅行会社
その他サービス業
専門店
デジタル事業・機能会社
グループ入りした企業
消滅ブランド
過去の店舗
関連項目
関連人物
備考

○ - 持分法適用関連会社
☆ - 友好提携会社
イオングループの主な企業ブランドを掲載。運営企業とブランドの名称が異なる場合は「ブランド名(企業名)」というように記した。
イオン株式会社の持分法適用関連会社である株式会社やまやの完全子会社、友好提携会社であるツルハホールディングスの子会社についても列挙した。
△のレデイ薬局はツルハホールディングス(所有株式51%)のほか、イオン株式会社の子会社であるフジも出資(所有株式49%)。
グループ企業については、出資率にかかわらずグループ事業・主要企業紹介(2016年2月29日現在)を元に記載している。

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