くすりの福太郎

株式会社くすりの福太郎
Kusurino FUKUTARO Co.,Ltd.
くすりの福太郎 本社
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 福太郎
本社所在地 日本の旗 日本
273-0107
千葉県鎌ケ谷市新鎌ケ谷2-8-17
新鎌ヶ谷Fタワー8階
設立 1971年4月23日
業種 小売業
法人番号 8040001028302 ウィキデータを編集
事業内容 保険調剤、医薬品等の販売
代表者 代表取締役社長 小川久哉
資本金 9,800万円
売上高 705億円
(2020年5月期)
純利益 17億7600万円
(2023年5月期)[1]
純資産 133億8600万円
(2023年5月期)[1]
総資産 307億1600万円
(2023年5月期)[1]
従業員数 4,300名
(2020年7月現在)
支店舗数 236店
(2023年8月15日現在)[2]
決算期 5月15日
主要株主 ツルハホールディングス 100%
外部リンク http://www.kusurinofukutaro.co.jp/
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株式会社くすりの福太郎(くすりのふくたろう)は、千葉県東京都埼玉県を中心に店舗を持つドラッグストアチェーンである。

概要

くすりの福太郎押上店

1957年に現在も本社のある千葉県鎌ケ谷市にて「福化粧品」を創業。1971年には、化粧品医薬品販売会社の「株式会社福」を設立して法人化。2002年8月に社名変更し、現社名の「株式会社くすりの福太郎」とした。

2006年11月20日、株式会社ツルハホールディングス業務資本提携し、同年12月19日に同社が発行済み株式の36.5%を取得して筆頭株主となった。翌2007年5月16日に株式交換を行い同社の完全子会社となった。

ドラッグストア「くすりの福太郎」と調剤併設店の「薬局くすりの福太郎」を、東京都・千葉県を中心に、埼玉県茨城県でも店舗展開している。モットーは「Smile every day!」。イメージキャラクターサンリオデザインの「ふくちゃん」。

沿革

  • 1957年12月 - 千葉県鎌ケ谷市道野辺本町に福化粧品を創業。
  • 1971年4月 - 株式会社福を設立。
  • 1976年12月 - 株式会社福住建設を設立。
  • 1986年3月 - 保険調剤薬局の展開を開始。
  • 1993年4月 - 東京都1号店となる西新井大師前駅店を開店。
  • 1998年12月 - 千葉県鎌ケ谷市道野辺本町2丁目14番3号に本社機能を移転。
  • 2000年2月 - 埼玉県加須市に物流センターを設置し一括配送を開始。
  • 2001年5月 - 株式の取得により株式会社福住建設を子会社化。
  • 2002年
    • 1月 - 埼玉県1号店となる吉川駅前店を開店。
    • 8月 - 株式会社くすりの福太郎に商号変更。
    • 12月 - 株式会社福コーポレーションを設立。
  • 2003年10月 - 関西1号店となるカルフール尼崎店を開店(現在は閉店)。
  • 2004年5月 - 子会社の株式会社ビジネスグランドワークスを設立。
  • 2006年12月 - 北海道を地盤とするツルハを母体とする株式会社ツルハホールディングスが、くすりの福太郎の発行済み株式の36.5%を取得し、ツルハホールディングスの持分法適用会社となる。
  • 2007年5月16日 - 株式交換によりツルハホールディングスの完全子会社となる。
  • 2009年9月16日 - 株式会社セベラルからドラッグストア事業を譲受。同社が運営していた「スーパードラッグ ハーティーズ」は順次「くすりの福太郎」へ転換。
  • 2010年5月16日 - 事業再編により子会社の株式会社福コーポレーション及び有限会社サム薬局を吸収合併。
  • 2011年1月 - 千葉県鎌ケ谷市新鎌ケ谷2丁目8番17号に本社を移転。
  • 2012年7月1日 - 鎌ケ谷市立スポーツ施設のスポンサーとなりネーミングライツを取得[3]。当初は3年間の予定だったが延長し平成30年11月1日までの期間となる。
  • 2013年7月1日 - かねまん薬局総本店マルモ薬品株式会社からドラッグストア・調剤薬局3店舗を譲受。
  • 2015年
    • 2月10日 - 約17万件の薬剤服用歴(薬歴)未記載問題が発覚[4][5][6]
    • 5月31日 - 薬剤服用歴未記載問題の責任を取り小川久哉社長が取締役に退き、阿部光伸ツルハHD常務執行役員が後任として就任[7][8]
  • 2017年10月10日 - 株式会社ドラッグ・アーバンからドラッグストア3店舗を譲受[9]

不祥事

  • 2015年2月10日(発表日) - 関東で運営する調剤薬局で、薬剤師が薬剤服用歴(薬歴)を約17万件記載していなかったことが分かった。薬歴は、医師の処方箋に伴う薬について副作用などを把握するため、患者ごとにアレルギーや体調の変化などを記録するもの。薬局が診療報酬を請求するうえで、記載した最終日から3年間保存することが厚生労働省通知で義務づけられている。薬歴を記録すると、薬局に1回最大410円が診療報酬に加算される。佐藤教明専務は「未記載が判明している以上、不適切な請求があった可能性がある」と述べた。未記載の原因については「薬剤師の能力の個人差が影響したと推測しているが、最終的には会社の監督責任不足に尽きる」とし、2月末までに10店舗を閉鎖して業務改善を図る方針を明らかにした。親会社のツルハホールディングスは今後、不正請求の有無について詳しく調べる方針で、確認されれば、診療報酬の返金や関係者の処分も検討するとした[10]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c 株式会社くすりの福太郎 第53期決算公告
  2. ^ 店舗稼働状況|株式会社ツルハホールディングス
  3. ^ 鎌ケ谷市役所スポーツ施設ネーミングライツ(命名権)スポンサーが決定しました![リンク切れ] - 鎌ケ谷市ホームページより
  4. ^ “薬剤服用歴17万件を未記載 ツルハ子会社で不正請求か”. 共同通信. (2015年2月10日). https://web.archive.org/web/20150217083451/http://www.47news.jp/CN/201502/CN2015021001001643.html 2015年2月17日閲覧。 [リンク切れ]
  5. ^ “薬服用歴、17万件未記載 ツルハ子会社「薬剤師の認識に差」”. 日本経済新聞. (2015年2月11日). http://www.nikkei.com/article/DGXLZO83063040R10C15A2CR8000/ 2015年2月17日閲覧。 
  6. ^ “当社子会社における薬剤服用歴の不適切管理に関するにお詫びとお知らせ” (PDF). 株式会社ツルハホールディングス (2015年2月12日). 2015年2月17日閲覧。
  7. ^ “ツルハHD、福太郎の小川社長更迭 不適切請求で最終報告”. 日本経済新聞. (2015年5月25日). http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ25HW3_V20C15A5TJC000/ 2015年6月2日閲覧。 
  8. ^ “当社子会社における薬剤服用歴の不適切管理に関する最終報告について” (PDF). 株式会社ツルハホールディングス (2015年5月25日). 2015年6月2日閲覧。
  9. ^ 『当社子会社による事業譲受に関するお知らせ』(プレスリリース)株式会社ツルハホールディングス、2017年10月3日。http://www.tsuruha-hd.co.jp/topic/ir/dl.php?id=19712018年5月24日閲覧 
  10. ^ “薬歴17万件が未記載 診療報酬不正請求か くすりの福太郎”. 千葉日報 2015年2月11日 09:05. 2020年8月5日閲覧。

関連項目

外部リンク

  • くすりの福太郎
  • くすりの福太郎 (@kusuri_fukutaro) - X(旧Twitter)
  • くすりの福太郎 (kusurinofukutaro) - Facebook
 
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