バルチック海運指数

バルチック海運指数
1985年~2013年

バルチック海運指数(バルチックかいうんしすう、: Baltic Dry Index、通称: BDI)は、ロンドンバルチック海運取引所が発表する外航不定期船の運賃指数。バルチック海運取引所は海運会社ブローカーなどから鉄鉱石石炭穀物といった乾貨物(ドライカーゴ)を運搬する外航不定期船の運賃を聞き取り、結果を取りまとめて同指数を算出、発表する。基準となる1985年1月4日を1000として算定している。

2018年3月1日現在、以下の重み付けで指数を計算している[1]

バルチック海運取引所のサイトでは、登録企業向けに毎営業日の英国時間13時(日本時間22時、サマータイム期間中は21時)に発表される[2]

バルチック海運指数は指数であり、実際の取引価格とは異なる。バルチック海運取引所はバルチック海運指数のほか、不定期船のサイズ・航路毎に実際の取引価格指標となる運賃をドル建てで発表している。

特に、当指数が注目を集めるようになったのは、中国鉄鉱石輸入を始めとする世界的な原料輸送需要の高まりが背景にあった。2008年5月20日には過去最高の11,793を記録したが、リーマンショックの影響もあり2008年12月5日には663まで低下した[3]

指数の変動要因としては海上荷動き量の他に、主要港湾における船腹の沖待ち増加を受けた滞船、荷役のためのインフラ能力の過不足、ハリケーンモンスーンなど気象の影響などが挙げられる。

株式市場においては、海運会社の株価への影響が大きく、特に不定期船を主力とする会社の株価とは連動性が高い。

出典

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  1. ^ Indices - Baltic Exchange
  2. ^ 企業としてユーザー登録していなければ閲覧できない。The Baltic Exchange - Joining the Baltic
  3. ^ Baltic Exchange Dry Index | 1985-2020 Data | 2021-2022 Forecast | Price | Quote

外部リンク

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2市場統合前までは大証によって運営
32014年3月24日に、東証と大証のデリバティブ取引を統合し、それに特化した「大阪取引所」へリニューアルしており、「証券取引所」ではなくなった
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