エジプト証券取引所

エジプト証券取引所
EGX
種類 証券取引所
エジプト
所在地 カイロ
設立 1883年(アレクサンドリア証券取引所)
1903年(カイロ証券取引所)
主要人物 モハメッド・ファリード(会頭)
通貨 エジプト・ポンド
上場数 176[1]
時価総額 US$ 44.2 billion (E£688 billion)[1][2]
取引高 121百万[1]
指標 EGX 30(英語版)
EGX 50
EGX 100
ウェブサイト www.egx.com.eg

エジプト証券取引所(エジプトしょうけんとりひきじょ、アラビア語エジプト方言: البورصة المصرية‎)は、エジプト証券取引所カイロアレクサンドリアに、同一名称、同一の取締役会が運営し、取引・決済を共有する取引所が2つ存在する。現在の会頭は、モハメッド・ファリード。略称はEGXユーロアジア証券取引所連合(英語版)会員。

前身のアレクサンドリア証券取引所は、世界でも有数の歴史を持つ証券取引所の一つであり、アフリカ諸国の証券取引所では、JSEに次ぐ上場企業数を有している[3]。1903年にカイロ証券取引所が発足し、両取引所の合併により、カイロ&アレキサンドリア証券取引所が発足、その後、エジプト証券取引所に改称している[4]

2008年に中小企業向け市場であるNilex(Nile Stock Exchange)が新設されている[3]

取引所で行われる売買にはキャピタルゲイン税は課税されない。また、上場企業から株主に分配される配当に対する課税もない。しかし、2013年に企業の合併・買収に対して10%のキャピタルゲイン税が課税されるようになり、配当に対しても同様に課税されることが検討されている[5][6]

2011年のエジプト革命が勃発すると、エジプト証券取引所の代表的な株価指数であるEGX 30は、1月25日に6.25%急落した[7][8]。1月27日に週間で直近最高値から16%の下落幅を記録した1月27日には、取引所の休止を発表。8週間の休業の後、3月23日に取引を再開したが、直後に8.9%の下落を記録した[9]

2011年6月、国外に流出した投資資金を呼び戻すため、EGX 30に連動する上場投資信託(ETF)を上場させた[10]

関連項目

脚註

  1. ^ a b c “Market Summary”. 2020年2月20日閲覧。
  2. ^ “Egyptian Exchange (EGX) Overview | TradingHours.com” (英語). www.tradinghours.com. 2020年2月20日閲覧。
  3. ^ a b アフリカにおける広域証券取引所構想と課題野村資本市場研究所 林宏美 (PDF)
  4. ^ 木村昭二 (2012年9月7日). “[木村昭二のどんとこい!フロンティア投資]暑いぜ砂漠、熱いぜエジプト経済!個人投資家は投資不適格の今こそ注目だ”. ZAI ONLINE. 2021年8月6日閲覧。
  5. ^ “Tax imposed on EGX”. http://www.egyptindependent.com/news/new-tax-casts-gloom-over-stock-exchange 2013年12月13日閲覧。 
  6. ^ “capital gain tax policy”. http://english.ahram.org.eg/NewsContent/3/12/68765/Business/Economy/Tax-repeals-longawaited-positive-signal-for-Egypts.aspx 2011年5月23日閲覧。 
  7. ^ Egypt stock market tumbles over 6 pct on protests, Yahoo News.
  8. ^ Egyptian stock exchange falls 6.25% in 15 minutes, Jpost.
  9. ^ Egyptian Market's Reopening. Wall Street Journal. March 24, 2011.
  10. ^ “エジプト証取にETF上場 来月初めて、個人呼び込む”. (2011年5月23日). https://www.nikkei.com/article/DGXNASGM2103Q_T20C11A5EB2000/ 2011年5月23日閲覧。 

外部リンク

  • 公式ウェブサイト
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