ブレット・カバノー

ブレット・カバノー
Brett Kavanaugh
Official portrait of Supreme Court Justice Brett Kavanaugh
2018年の公式ポートレイト
アメリカ合衆国連邦最高裁判所陪席判事
現職
就任
2018年10月6日
任命者ドナルド・トランプ
前任者アンソニー・ケネディ
コロンビア特別区巡回区控訴裁判所(英語版)判事
任期
2006年5月30日 – 2018年10月6日
任命者ジョージ・W・ブッシュ
前任者ローレンス・シルバーマン(英語版)
後任者ネオミ・ラオ(英語版)
ホワイトハウス事務局長(英語版)
任期
2003年6月6日 – 2006年5月30日
大統領ジョージ・W・ブッシュ
前任者ハリエット・ミアーズ(英語版)
後任者ラウル・ヤネス
個人情報
生誕Brett Michael Kavanaugh
(1965-02-12) 1965年2月12日(59歳)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ワシントンD.C.
政党 共和党[1]
配偶者
アシュリー・エステス(英語版) (m. 2004)
子供2人
教育イェール大学 (BAJD)
署名

ブレット・カバノー: Brett Kavanaugh1965年2月12日 - )とは、アメリカ合衆国法律家裁判官2018年7月9日ドナルド・トランプ大統領から連邦最高裁判所陪席判事に指名された。保守派として知られ、アイルランド系で、宗教はカトリック[2]

経歴

イェール大学ロースクールを卒業後、ジョージ・H・W・ブッシュ政権下でアンソニー・ケネディ最高裁判事の助手を務める。その後、ケネス・スター独立検察官の助手としてビル・クリントン大統領の不倫疑惑を調査。2006年ジョージ・W・ブッシュ大統領から連邦控訴裁判所判事に指名され、首都ワシントンで活動してきた。2018年6月、アンソニー・ケネディ最高裁判事が引退を発表すると、ドナルド・トランプ大統領は後任候補6人を直接面接し、2018年7月9日、ブレット・カバノーを指名[3][4]。しかしその後、カバノーに高校生時代の性的暴行疑惑が持ち上がり野党・民主党が追及。就任に過半数の賛成が必要な上院では与野党の議席数が拮抗していたため承認が危ぶまれる事態となり、調査のため採決を1週間遅らせることを余儀なくされたが、10月7日に「賛成50、反対48」の賛成多数で承認され就任した[5]

脚注

  1. ^ Confirmation Hearing on the Nomination of Brett Kavanaugh to be Circuit Judge for The District of Columbia Circuit. U.S. Government Printing Office Washington : 2006. (2006). ISBN 978-0-16-076615-2. オリジナルのFebruary 14, 2021時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210214231429/https://books.google.com/books?id=eOg3AAAAIAAJ&q=Brett+Kavanaugh+%22registered+republican%22&pg=PA33 2022年2月27日閲覧。 
  2. ^ “トランプ米大統領が新最高裁判事にブレット・カバノー氏を指名 「保守傾向の高まり」に懸念の声”. (2018年7月10日). https://www.christiantoday.co.jp/articles/25783/20180710/trump-nominated-brett-kavanaugh-associate-justice-scus.htm 2020年8月12日閲覧。 
  3. ^ “トランプ米大統領、最高裁判事にカバノー氏指名”. CNN (2018年7月10日). 2018年7月15日閲覧。
  4. ^ “米最高裁判事に保守派カバノー氏 トランプ氏自ら面接”. 朝日新聞デジタル (2018年7月10日). 2018年7月15日閲覧。
  5. ^ “ブレット・カバノー氏、最高裁判事に就任 上院が承認”. CNN.co.jp. CNN. (2018年10月7日). https://www.cnn.co.jp/usa/35126660.html 2018年10月7日閲覧。 

関連項目

  • 『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』 - シーズン20第8話「地獄の厨房」は、カバノーの性的暴行疑惑を題材にしている。
  • ウィキメディア・コモンズには、ブレット・カバノーに関するカテゴリがあります。
 
  1. ジョン・ジェイ (1789–1795(英語版)判例(英語版))
  2. ジョン・ラトリッジ (1795(英語版)判例(英語版))
  3. オリバー・エルスワース (1796–1800(英語版)判例(英語版))
  4. ジョン・マーシャル (1801–1835(英語版)判例(英語版))
  5. ロジャー・B・トーニー (1836–1864(英語版)判例(英語版))
  6. サーモン・P・チェイス (1864–1873(英語版)判例(英語版))
  7. モリソン・ワイト(英語版) (1874–1888(英語版)判例(英語版))
  8. メルヴィル・フラー(英語版) (1888–1910(英語版)判例(英語版))
  9. エドワード・ダグラス・ホワイト (1910–1921(英語版)判例(英語版))
  10. ウィリアム・ハワード・タフト (1921–1930(英語版)判例(英語版))
  11. チャールズ・エヴァンズ・ヒューズ (1930–1941(英語版)判例(英語版))
  12. ハーラン・F・ストーン (1941–1946(英語版)判例(英語版))
  13. フレッド・M・ヴィンソン (1946–1953(英語版)判例(英語版))
  14. アール・ウォーレン (1953–1969(英語版)判例(英語版))
  15. ウォーレン・E・バーガー(英語版) (1969–1986(英語版)判例(英語版))
  16. ウィリアム・レンキスト (1986–2005(英語版)判例(英語版))
  17. ジョン・ロバーツ (2005–現職判例(英語版))
 
  1. J・ラトリッジ* (1790–1791)
  2. クッシング (1790–1810)
  3. ウィルソン (1789–1798)
  4. ブレア (1790–1795)
  5. アイアデル (1790–1799)
  6. T・ジョンソン (1792–1793)
  7. パターソン (1793–1806)
  8. S・チェイス (1796–1811)
  9. ワシントン(英語版) (1798–1829)
  10. ムーア(英語版) (1800–1804)
  11. W・ジョンソン(英語版) (1804–1834)
  12. リビングストン (1807–1823)
  13. トッド(英語版) (1807–1826)
  14. デュバル(英語版) (1811–1835)
  15. ストーリー(英語版) (1812–1845)
  16. トンプソン (1823–1843)
  17. トリンブル(英語版) (1826–1828)
  18. マクレーン (1829–1861)
  19. ボールドウィン(英語版) (1830–1844)
  20. ウェイン(英語版) (1835–1867)
  21. バーバー(英語版) (1836–1841)
  22. カトロン(英語版) (1837–1865)
  23. マッキンレー(英語版) (1838–1852)
  24. ダニエル(英語版) (1842–1860)
  25. ネルソン(英語版) (1845–1872)
  26. ウッドベリー (1845–1851)
  27. グリア(英語版) (1846–1870)
  28. カーティス(英語版) (1851–1857)
  29. キャンベル(英語版) (1853–1861)
  30. クリフォード (1858–1881)
  31. スウェイン(英語版) (1862–1881)
  32. ミラー(英語版) (1862–1890)
  33. デイヴィス(英語版) (1862–1877)
  34. フィールド(英語版) (1863–1897)
  35. ストロング(英語版) (1870–1880)
  36. ブラッドリー(英語版) (1870–1892)
  37. ハント(英語版) (1873–1882)
  38. J・M・ハーラン(英語版) (1877–1911)
  39. ウッズ(英語版) (1881–1887)
  40. マシューズ(英語版) (1881–1889)
  41. グレイ(英語版) (1882–1902)
  42. ブラッチフォード(英語版) (1882–1893)
  43. L・ラマー(英語版) (1888–1893)
  44. ブルーワー(英語版) (1890–1910)
  45. ブラウン(英語版) (1891–1906)
  46. シラス(英語版) (1892–1903)
  47. H・ジャクソン(英語版) (1893–1895)
  48. E・ホワイト* (1894–1910)
  49. ペッカム(英語版) (1896–1909)
  50. マッケナ(英語版) (1898–1925)
  51. ホームズ (1902–1932)
  52. デイ (1903–1922)
  53. ムーディ (1906–1910)
  54. ラートン(英語版) (1910–1914)
  55. ヒューズ* (1910–1916)
  56. ヴァン・ドヴァンター(英語版) (1911–1937)
  57. J・ラマー(英語版) (1911–1916)
  58. ピツニー(英語版) (1912–1922)
  59. マクレイノルズ(英語版) (1914–1941)
  60. ブランダイス (1916–1939)
  61. クラーク(英語版) (1916–1922)
  62. サザーランド(英語版) (1922–1938)
  63. バトラー(英語版) (1923–1939)
  64. サンフォード(英語版) (1923–1930)
  65. ストーン* (1925–1941)
  66. O・ロバーツ(英語版) (1930–1945)
  67. カードーゾ (1932–1938)
  68. ブラック (1937–1971)
  69. リード(英語版) (1938–1957)
  70. フランクファーター (1939–1962)
  71. ダグラス(英語版) (1939–1975)
  72. マーフィー(英語版) (1940–1949)
  73. バーンズ (1941–1942)
  74. R・ジャクソン (1941–1954)
  75. W・ラトリッジ(英語版) (1943–1949)
  76. バートン(英語版) (1945–1958)
  77. クラーク(英語版) (1949–1967)
  78. ミントン(英語版) (1949–1956)
  79. J・M・ハーラン2世(英語版) (1955–1971)
  80. ブレナン (1956–1990)
  81. ウィテカー(英語版) (1957–1962)
  82. スチュワート(英語版) (1958–1981)
  83. B・ホワイト (1962–1993)
  84. ゴールドバーグ(英語版) (1962–1965)
  85. フォータス(英語版) (1965–1969)
  86. T・マーシャル (1967–1991)
  87. ブラックマン (1970–1994)
  88. パウエル(英語版) (1972–1987)
  89. レンキスト* (1972–1986)
  90. スティーブンス (1975–2010)
  91. オコナー (1981–2006)
  92. スカリア (1986–2016)
  93. ケネディ (1988–2018)
  94. スーター (1990–2009)
  95. トーマス (1991–現職)
  96. ギンズバーグ (1993–2020)
  97. ブライヤー (1994–2022)
  98. アリート (2006–現職)
  99. ソトマイヨール (2009–現職)
  100. ケイガン (2010–現職)
  101. ゴーサッチ (2017–現職)
  102. カバノー (2018–現職)
  103. バレット (2020–現職)
  104. K・ジャクソン (2022–現職)
*首席判事も務めた人物
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