横山フク

横山 フク(よこやま ふく、1907年2月16日 - 1991年11月4日)は、日本政治家参議院議員(3期)。

経歴

東京府東京市神田区須田町(現千代田区)生まれ[1]東京府第一高等女学校卒業、日本大学法学部(夜間)卒業[1]

職業婦人になるため三省堂に勤務しながら夜は速記塾で学んだ[1]。1927年、東京府産婆会書記になり、その縁で1932年に産婆の資格をとり、板橋で開業[1][2]

1947年板橋区議会議員に当選[1]、1950年の第2回参議院議員通常選挙全国区に無所属で立候補したが、落選[3]。1953年の第3回参議院議員通常選挙全国区に自由党公認で初当選[3]。以後連続3期当選。

1955年、日本看護協会助産婦部会長として、国際看護師協会加盟に絡み、日本助産婦会を設立、初代会長に就任[1][3]

1964年、第2次岸改造内閣科学技術政務次官[4]

1971年の第9回参議院議員通常選挙で落選。

1974年の第10回参議院議員通常選挙において、丸茂重貞山下春江とともに日本看護連盟推薦を受け立候補するが、落選[5]。1977年秋の叙勲で勲二等宝冠章受章[1]

1991年11月4日死去、84歳。死没日をもって正四位に叙される[6]

役職

  • 母子保健研修センター助産師学校長[7]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g "横山 フク". 20世紀日本人名事典 / 新訂 政治家人名事典 明治~昭和. コトバンクより2023年2月25日閲覧
  2. ^ "横山フク". デジタル版 日本人名大辞典+Plus. コトバンクより2023年2月25日閲覧
  3. ^ a b c 助産師代表の横山フク参議院議員誕生
  4. ^ 科学技術政務次官
  5. ^ 看護連盟のあゆみ
  6. ^ 『官報』第780号10-11頁 平成3年11月18日号
  7. ^ 助産師学校の沿革・理念
議会
先代
山本杉
日本の旗 参議院物価等対策特別委員長
1970年-1971年
次代
佐田一郎
先代
紅露みつ
日本の旗 参議院産業公害対策特別委員長
1966年
次代
廃止
第1回
(定数100)
3年議員
偶数回
第2回
(定数50)
3年議員
第4回
(定数50)
3年議員
第6回
(定数50)
3年議員
第8回
(定数50)
3年議員
第10回
(定数50)
3年議員
第12回
(定数50)
奇数回
第3回
(定数50)
3年議員
第5回
(定数50)
3年議員
第7回
(定数50)
3年議員
第9回
(定数50)
第11回
(定数50)
†:当選無効・失格など、↓:途中辞職・死去など、↑:繰上げ当選または補欠選挙で当選(合併選挙で当選した3年議員を除く)。
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