邦なつき

くに なつき
邦 なつき
生年月日 8月14日
出身地 日本の旗 日本 大阪府大阪市
身長 160cm
職業 舞台俳優
ジャンル 舞台
活動期間 1972年 - 2011年
活動内容 1972年:宝塚歌劇団入団
1973年:月組配属
1974年:娘役へ転向
1990年:専科へ異動
1993年:月組へ異動、月組組長就任
1996年:専科へ異動
2011年:宝塚歌劇団退団
主な作品
宝塚歌劇
『ME AND MY GIRL』
銀ちゃんの恋
バレンシアの熱い花
備考
宝塚歌劇団卒業生
テンプレートを表示

邦 なつき(くに なつき、8月14日[1] - )は、元宝塚歌劇団専科の女役[1][2]。元月組組長[3]

大阪府大阪市[1][2]市立扇町高等学校出身[1]。身長160cm[1]。愛称は「まり」[1]

来歴

1970年、宝塚音楽学校入学。

1972年、宝塚歌劇団に58期生として入団[2]。入団時の成績は15番[4]。雪組公演「かぐら/ザ・フラワー」で男役として初舞台[1][4]

1973年、月組に配属。

1974年に娘役へと転向する[4][2]

1976年の「バレンシアの熱い花」で新人公演初ヒロイン[5]

1990年6月30日付で専科へと異動[6]

1993年8月1日付で月組へ異動となり、月組組長に就任[3]

1996年11月8日付で再び専科へと異動。

専科異動後は各組に特別出演を続け、2011年10月16日、月組「アルジェの男/Dance Romanesque」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団[4][7]

宝塚歌劇団時代の主な舞台

初舞台

月組時代

専科時代

  • 1990年8 - 9月、月組『川霧の橋』(宝塚大劇場) - お常
  • 1990年10 - 11月、月組『天使の微笑・悪魔の涙』(全国ツアー) - ミッテラー夫人
  • 1990年12月、月組『川霧の橋』(東京宝塚劇場) - お常
  • 1991年11 - 1992年3月、星組『紫禁城の落日』 - 麗華
  • 1992年4 - 5月、花組『小さな花がひらいた』(全国ツアー) - お久
  • 1992年8 - 9月、雪組『ヴァレンチノ』(バウホール) - アラ・ナジモヴァ
  • 1992年10月、星組『ハロー、ジョージ!』(バウホール) - キャサリン・ゴードン
  • 1993年1 - 2月、雪組『ヴァレンチノ』(日本青年館中日劇場) - アラ・ナジモヴァ
  • 1993年2 - 3月、星組『ハロー、ジョージ!』(日本青年館) - キャサリン・ゴードン
  • 1993年5 - 6月、雪組『天国と地獄』(宝塚大劇場のみ) - サンフォーヌ公爵夫人

月組時代

  • 1993年9 - 10月、『花扇抄』『扉のこちら』 - ポンポーヌ夫人『ミリオン・ドリームズ』(宝塚大劇場のみ)
  • 1994年1 - 2月、『風と共に去りぬ』(宝塚大劇場) - ピティパット
  • 1994年2 - 3月、『たけくらべ』(バウホール) - おまき
  • 1994年4月、『風と共に去りぬ』(東京宝塚劇場) - ピティパット
  • 1994年6 - 8月、『エールの残照』 - シンニード『TAKARAZUKA・オーレ!』(宝塚大劇場)
  • 1994年9 - 10月、『風と共に去りぬ』(全国ツアー) - ピティパット
  • 1994年11月、『エールの残照』 - シンニード『TAKARAZUKA・オーレ!』(東京宝塚劇場)
  • 1994年12 - 1995年1月、『ローン・ウルフ』(バウホール) - タマラ・マリンスキー
  • 1995年4 - 5月、『エールの残照』 - シンニード『TAKARAZUKA・オーレ!』(全国ツアー)
  • 1995年6月、『ハードボイルド・エッグ』 - ママ・ディンズモア『EXOTICA!』(東京宝塚劇場のみ)
  • 1995年8 - 9月、『ME AND MY GIRL』(宝塚大劇場) - ディーン・マリア公爵夫人
  • 1995年10月、『ローン・ウルフ』(日本青年館・愛知厚生年金会館) - タマラ・マリンスキー
  • 1995年12月、『ME AND MY GIRL』(東京宝塚劇場) - ディーン・マリア公爵夫人
  • 1996年2月、『ME AND MY GIRL』(中日劇場) - ディーン・マリア公爵夫人
  • 1996年3 - 5月、『CAN-CAN』 - ラモリス夫人『マンハッタン不夜城』(宝塚大劇場)
  • 1996年6月、『銀ちゃんの恋』(バウホール) - ヤスの母
  • 1996年7月、『CAN-CAN』 - ラモリス夫人『マンハッタン不夜城』(東京宝塚劇場)
  • 1996年8月、『銀ちゃんの恋』(日本青年館) - ヤスの母
  • 1996年9 - 11月、『チェーザレ・ボルジア』 - ヴァノッツァプレスティージュ』(宝塚大劇場のみ)

専科時代

  • 1997年8月、『ザッツ・レビュー』(花組)清水民
  • 1997年10月、『ブルー・スワン』(花組・バウ、東京特別、名古屋特別)イザベラ
  • 1998年2月、『ザッツ・レビュー』(花組・中日劇場)清水民
  • 1998年3月、『ダル・レークの恋』(星組)インディラ・クマール
  • 1998年4月、『ダル・レークの恋』(星組・全国ツアー)インディラ・クマール
  • 1998年6月、『皇帝』(星組)アグリッピナ
  • 1999年12月、『プロヴァンスの碧い空』(月組・ドラマシティ)カトリーヌ・サルニイ
  • 2000年3月、『聖者の横顔』(星組・バウ、東京特別)ジョアンナ
  • 2000年9月、『トム・ジョーンズの華麗なる冒険』(花組・バウ、東京特別)エリザベス・ウエスタン
  • 2001年3月、『ベルサイユのばら2001 -オスカルとアンドレ編-』(星組)モンゼット夫人
  • 2002年4月、『風と共に去りぬ』(日生劇場)メリーウェザー夫人
  • 2002年8月、『専科エンカレッジ スペシャル』(バウ)
  • 2002年10月、『ホップ スコッチ -Hopscotch石けり-』(雪組・バウ、東京特別)スーザン・ブラウニング
  • 2003年2月、『傭兵ピエール -ジャンヌ・ダルクの恋人-』(宙組)ヨランド[2]
  • 2004年4月、『ジャワの踊り子』(月組・全国ツアー、花組・全国ツアー)王妃[2]
  • 2004年9月、『花供養』(日生劇場)水無瀬
  • 2004年11月、『青い鳥を捜して』(雪組)フローレンス
  • 2006年1月、『ベルサイユのばら -フェルゼンとマリー・アントワネット編-』(星組)マリア・テレジア
  • 2006年11月、『維新回天・竜馬伝! -硬派・坂本竜馬III-』(宙組)お登勢
  • 2007年6月、『バレンシアの熱い花』(宙組)セレスティーナ侯爵夫人
  • 2007年10月、『バレンシアの熱い花』(宙組・全国ツアー)セレスティーナ侯爵夫人
  • 2008年5月、『愛と死のアラビア -高潔なアラブの戦士になったイギリス人-』(花組)アミナ
  • 2008年10月、『銀ちゃんの恋』(花組・ドラマシティ、東京特別)ヤスの母
  • 2009年2月、『外伝ベルサイユのばら -アンドレ編-』(宙組・中日劇場)マロン・グラッセ
  • 2009年7月、『フィフティ・フィフティ』(花組・バウ)ヘレン婆さん
  • 2009年9月、『外伝ベルサイユのばら -アンドレ編-』(花組)マロン・グラッセ
  • 2010年2月、『紫子』(月組・中日)たず
  • 2010年9月、『銀ちゃんの恋』(宙組・全国ツアー)ヤスの母
  • 2011年7 - 10月、月組『アルジェの男』 - ポーラ・シャルドンヌ 退団公演

宝塚歌劇団退団後の主な活動

脚注

[脚注の使い方]

出典

  1. ^ a b c d e f g 『宝塚おとめ 2011年度版』 阪急コミュニケーションズ、2011年、8頁。ISBN 978-4-484-11505-4。
  2. ^ a b c d e f The name of タカラジェンヌ 専科 邦なつき 産経新聞ENAK。
  3. ^ a b 80年史 1994, p. 296.
  4. ^ a b c d 100年史(人物) 2014, p. 84.
  5. ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 295.
  6. ^ 80年史 1994, p. 294.
  7. ^ 『2011年宝塚 Stage Album』 阪急コミュニケーションズ、2012年、85頁。ISBN 978-4-484-12505-3。

参考文献

  • 企画・構成・執筆:橋本雅夫 著、編集統括:北川方英 編『夢を描いて華やかに―宝塚歌劇80年史―』宝塚歌劇団、1994年9月9日。ISBN 4-924333-11-5。 
  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。 
  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0。 

外部リンク

宝塚歌劇団
 
各組
 
花組
所属生徒
男役
娘役
歴代主演男役
歴代主演娘役
歴代組長
歴代副組長
 
月組
所属生徒
男役
娘役
歴代主演男役
歴代主演娘役

住江岸子・・笹原いな子・・初代有明月子・・雲野かよ子・・勿来なほ子・・轟夕起子・・浦島歌女・・淡島千景・・固定スター不在(筑紫まり加茂さくらら)・・八汐路まり - 初風諄 - 小松美保 - 五條愛川 - 黒木瞳 - こだま愛 - 麻乃佳世 - 風花舞 - 檀れい - 映美くらら - 固定スター不在 - 彩乃かなみ - 固定スター不在 - 蒼乃夕妃 - 愛希れいか - 美園さくら - 海乃美月(現役)

歴代組長
歴代副組長
 
雪組
所属生徒
男役
娘役
歴代主演男役
歴代主演娘役
歴代組長
歴代副組長
 
星組
所属生徒
男役
娘役
歴代主演男役
歴代主演娘役
歴代組長
歴代副組長
 
宙組
所属生徒
男役
娘役
歴代主演男役
歴代主演娘役
歴代組長
歴代副組長
 
専科
現役の理事
現役生徒
過去の主な在籍者
新専科に在籍していた生徒
 
スタッフ一覧
経営者
演出
音楽
振付
舞台美術
 
生徒・期別一覧
1 - 10
11 - 20
21 - 30
31 - 40
41 - 50
51 - 60
61 - 70
71 - 80
81 - 90
91 - 100
101 - 110
 
公演一覧
1910年代
1920年代
1930年代
1940年代
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
 
用語一覧
専用劇場
定期公演会場
劇団統括団体
関連会社
メディア展開
関連項目
歴代主演男役・主演娘役・組長・副組長の'・・'は先代次代関係なし、'-'は先代次代関係あり。◎マークは現在宝塚歌劇団に在籍している演出家。
宝塚歌劇団月組組長(1993-1996)

初瀬音羽子(1921年?〜1928年) - 天津乙女(1928年〜1933年) - 門田芦子(1933年) - 小夜福子(1933年〜1941年) - 佐保美代子(1941年〜1944年) - 室町良子(1944年〜1950年) - 美吉左久子(1950年〜1951年) - 畷克美(1951年〜1952年) - 故里明美(1952年〜1953年) - 沖ゆき子(1953年〜1963年) - 美山しぐれ(1963年〜1976年) - 水代玉藻(1976年〜1983年) - 麻月鞠緒(1983年〜1986年) - 朝みち子(1986年〜1990年) - 汝鳥伶(1990年〜1993年) - 邦なつき(1993年〜1996年) - 汝鳥伶(1996年〜1997年) - 立ともみ(1997年〜2002年) - 夏河ゆら(2002年〜2006年) - 出雲綾(2006年〜2008年) - 越乃リュウ(2008年〜2013年) - 飛鳥裕(2013年〜2016年) - 憧花ゆりの(2016年〜2018年) - 光月るう(2018年〜2023年) - 梨花ますみ(2023年〜)

ミュージカル ミー・アンド・マイガール 主要キャスト
宝塚版
ビル
サリー
ジョン卿
マリア
ジェラルド
ジャッキー
パーチェスター
東宝版
ビル
サリー
ジョン卿
マリア
ジェラルド
ジャッキー
パーチェスター
オーバードホール版
ビル
サリー
ジョン卿
マリア
ジェラルド
  • 高山光乗(2013年)
  • 高山光乗(2015年)
ジャッキー
パーチェスター
宝塚歌劇団の宝塚・東京公演は本公演のみ(役替わり・新人公演は載せていない)